江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

李亜鵬版射鵰英雄伝 その21

41~42集(大結局)

 いやあ、終わってしまいましたね。
 いつものごとく中華なぶちっで、おしまい。
 来週からは、「神鵰侠侶」というわけですが、この終わりからだいたい10数年後から30数年後という感じの話ですが、とりあえず郭靖・黄蓉といった重なる登場人物が別のキャラになっていることに耐えられるか、もとい順応できるかどうかが、新シリーズを楽しめるかどうかのとりあえずの鍵になるでしょうねえ。
 前回の時には、間に「天龍八部」と「笑傲江湖」の二つがはさまって、1年あいてたわけですから。
 何がいいたいって?だから、「天龍八部」放送しましょうよ~~
 
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 さてと、射鵰英雄伝最終話。
 結局のところ、育ててもらった蒙古より、拖雷たちが言うようになんの恩義もないけど宋国を選んだ郭靖。
 このあたりの主人公の決断ってのがいかにも東アジア的。合理的判断をすれば、蒙古についたってなんも悪いことはなかろうと思うのは、民族意識希薄な人間のせいですが・・・
 その合理的判断をしてしまった楊康が非難され、本来そんなキャラでもないだろうに父親の分まで宋国のためにがんばってしまうことになる息子の話が来週から始まるわけですが・・・
 自分自身の価値基準と随分かけ離れてるこういう話を好んで読んだり見たりする自分のいいかんげんさに、あきれて苦笑しつつ、記事書いてるわけです。これが、中華ワールドの話でなかったら、拒絶反応起こしてるかもしれんなあとかも思うわけです。
 多民族国家の中華ワールドでこんなに中原文化というか漢民族文明だけを絶対視しちゃうってのは、やっぱり問題になっちゃうんでしょうねえ~と「倚天屠龍記」のぐだぐだにも思い至ったりしてます。
 
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 自分を蒙古から逃がすために死を選んだ母、その彼を逃がすために成吉思汗にそむいた哲別、拖雷・・・彼らの思いを背負いこんで宋に戻ってきた郭靖は、混沌としています。
 そういう時に出会うのには丘処機はちょうどいいかもしれない。
 ややこしいことはいわないだろうからw
 
 とにかく、崋山論剣がカットになってなくてうれしいねえ。
 梁子翁はいまだに蛇の血を郭靖から取り戻そうとしていますw 
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 あれからここまでいったいどのくらい時間がたってるって整理なんでしょうねえ?原作にあたって確認すりゃいいんだけど・・・煙雨楼での戦いまで1年でしょう。それから、サマルカンド遠征もあったわけだし、何年もたってると思うんだけど、そのわりには成長のない人たち。
 
 ようやく再開した郭靖と黄蓉ですが、黄蓉はもっと怒ってもいいと思う。こういうところの郭靖はまったくの子ども。ごろにゃん甘えるなって。
でもって、崋山論剣。
 いくつか見た中で、これが一番ファンタジックというか内力勝負ですね。
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 逆に地味だったのは、張智霖の94射鵰英雄伝・・・丸太の押し合いっこしてたっけw
 このシーンをとるために、郭靖の衣装がここだけびろ~~と長いのよねw
 
 南帝は裘千刄を引き取り、西毒は経脈を逆流させてアナザーワールドに行ってしまい、郭靖と黄蓉は襄陽防衛に関わりだし、穆念慈は楊康の子どもを産み落とし・・・と、神鵰侠侶への準備はできました。
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 けど、この健康優良児の赤ちゃん、この子が次回ちび楊過に育つことは納得できるけど、青年楊過にはなあ~~w
 
 ともかく、来週からは「神鵰侠侶」
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