江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

大秦直道 その2

7~13集

 北方では、蒙恬匈奴との争いを納めようと硬軟とりまぜて苦心している。
 北方の現状を皇帝に理解してもらうには実際に見せるしかないと、扶蘇蒙毅は皇帝の妃(ただし皇后にはなっていない)の力を借りて、皇帝を連れ出すことに成功。
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 訪れた青山村では、地図を作り続けていた魏青山が襲ってきた匈奴軍に殺され、村が略奪にあっていた。それが匈奴の仕業ではなく、趙高が噛んでいるのではないかと疑う扶蘇蒙毅・・・だが、蒙恬は若い二人に慎重に行動するよういさめる。
 
 魏青山の娘、霊児は、父親の忠誠と皇帝の妻玉娘にそっくりだという(ほんとかね)ということで、皇帝の養女に迎えられる。
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 この玉娘が病がちで、彼女を大切にしている始皇帝は、阿房宮、寿陵についで、徐福の口車に乗せられて、不老不死の薬を探し行くための船造りまでやり始め、ますます直道の着工の見通しは遠ざかる。
 
 李斯は、各種巨大公共工事にとりついて暴利をむさぼろうという趙高と手は組むものの、自分は名誉を求め、私欲を追求しないと、趙高とは一線を画す。趙高は表面はにこやかに裏で李斯への悪心を募らせている。
 しかし、その息子はできが悪く、趙高にまんまとのせられて、利用されていく。
 
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 娘の李賢はあこがれていた扶蘇の妻になるが、扶蘇はこの親の決めた結婚が気に入らず、新婚初夜から新娘を無視。しかも、その夜に別の娘に心を惹かれている。その上、封建制度復活派の集会にまで顔を出し、今後の進路が見えてきた・・・やれやれ
 
 霊児は宮廷でも生き生きと元気いっぱい、怠け者の胡孩も霊児に引っ張られて勉強をするようになっていたりする。しかし、彼女は実の父が託した直道の地図をタイミングをはかって、始皇帝に差し出そうと思っている。
 
 蒙毅は、以前よりは短絡的ではなくなってきたものの、やはり李斯の息子李由や趙高の恨みをかっている。とはいうものの、今のところいい気分で若いエリートをやってます。
 これで13集まで終わって、始皇帝と趙高と玉娘の三人は幼馴染で、かっては玉娘を男二人が争っていたのに、今や片方は皇帝、片方は宦官。趙高はいつか自分が皇帝の座に座ってやると、養子に宣言しています。
 この養子趙成、元は蒙恬の下に入れていた内通者ですが、「上と下どっちを切る」と責められて、下を選んだわけです・・・よく覚えておくように、関係者諸君w
 
 相変わらず、科白はできの悪いラジオドラマを挿絵つきで聞いてるみたいで、いらいらする。
 程皓楓@扶蘇は、程皓楓@公孫宇より、キャラにあってる気がする。今まで見た中では、一番若い役だと思う。今のところ屈折していない王子様キャラがけっこう似合ってる。
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 李東学@蒙毅も、こちらも見た中では一番若い役か・・・どっちかというとお兄さんキャラなイメージがあったので、目がきらきらのセカンド王子様キャラにはちとのけぞったがw
 霊児@楊幂は、どっちかというといつもの「郭襄」キャラ。第2のヴィッキーにならなきゃいいが・・・余計な心配。
 始皇帝@寇世勛は、中国全土を制覇したいかにもな豪快キャラではなく、臣下の話も一応は聞いたり、愛妻のために49日のおこもりをしたりする、底は知れないがけっこういいおじさんキャラになってます。
 
 それでもやっぱり、史劇というのは結果がわかってるわけで、いかにも育ちがよくて性格もいい貴公子扶蘇、こちらも育ちがよくて、元気いっぱいで頭が切れる蒙毅、歴戦の勇士で分別のある大人の蒙恬・・・彼らがいくらがんばっていても、最後はなあ~~と思うとどうも乗り切れない。
 
 てなところで、きのう見た分まででした。