江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

大宋提刑官 その1

1~5集 梅城謎案

 以前、今はなきMATVで放送され、面白いという評判を聞いていました。一度見たいと思いながら、ついついDVDの山に埋もれていました。
 今回は、台湾バージョンなので、久しぶりの繁体字字幕です。
 
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 いくつかのパートから構成された52集ということで、あせらずあわてず見ていきたいところ。
 
 進士には合格したものの、まだ無位無官の宋慈がいかにして提刑官になったのかというのが今回視聴分。
 
 オープニングの登場シーンで、屋台の店から金を盗んだ、盗まないというトラブルをその金を水につけて、油が浮いてきたことで持ち主を確定するという一幕がありました。でも、このエピソード、最初に少年包青天でみてから、もうあっちこっちで3,4回は見たような気がします。
 有名な話なんでしょうね、きっと。
 
 さて、本筋に戻ると・・・宋慈の義兄弟の孟良臣が知県として赴任した梅城で焼死する。彼の前にも、知県が怪死しているが、果たしてその裏に隠された陰謀は!!
 というような話です。
 
 宋慈の父親は、無実の者を誤って刑死させたことを苦にして自殺。
 それが知らされたのが、宋慈の結婚式の式場・・・という波乱万丈の設定w
 
 彼の新妻と朝廷の実力者らしいその父親、宋慈から見ると岳父ですな。
 それに孟良臣の前任者で怪死を遂げた父親の死の秘密を暴いてもらおうと宋慈と行動を共にする娘竹英姑と捕頭王というどうやらこれからのレギュラーが勢ぞろい。
 
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 任官することに難色を示していた宋慈だったが、この連続知県殺人事件を解決したことで、朝廷から大理寺の正六品主事に任命され、続いて都を離れて各地を巡察する外省提点刑獄に任命される。
そして、竹英姑や王捕頭を連れて、南宋各地の事件を解決に旅立った。
 
 ってのが、ここまで。
 
 年齢層的には少年包青天と狄仁杰の中間ぐらい、けっこう地味な配役です。
 でもまあ、話は中華ワールド風鑑識技術を駆使して、なかなか楽しそうです。
 
 それにしても、この大理寺って役所。初めに何かで見かけたときにはまさか警察みたいなもんだとは思わなかったもんなあ。なんで大理の寺があるんだって、首ひねってみてた。これが警察の役をしてる役所だと気がつくまで、だいぶかかってしまった。
 
 中華風鑑識技術だと、いい酒ってのはけっこう魔法のポーションですねえ。焼け跡から血痕を出現させたりしてましたよ、ほんとかね?骸骨を赤い傘越しの光で見ると毒殺かどうかわかるとか、よくやってますが、あれってほんとにやってたんでしょうか?
 次回分からはいよいよ本調子に入ってくるんでしょうが、おじさん度高そうなのが楽しみです。