江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

霍建華版笑傲江湖 その5

38~42集(大結局) 

 最後まで、見た。
 呆れ返った。
 ネタバレしてます。
 
 この後、見た人専用でお願いします。書かなきゃストレスが溜まる~
 
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 回復した岳霊珊を林平之のもとに送り届ける令孤冲、その後をおっている任盈盈というへんてこな道行。行った先は、なんと崇山。失明し、実権を岳不羣と陸伯に奪われ、岳不羣への恨みに燃える左冷禅のところ。ニセの僻邪剣譜を岳不羣につかまされ、そのせいで彼にすべてを奪われた左冷禅は、林平之と手を組んで、再び武林制覇を狙ってるわけです。しつこい。
 
 結局、ここで岳霊珊は林平之から令孤冲を助けようとして死に、続いて失意の師娘もあとを令孤冲に託して、自死
 
 このへんで、話は岳不羣vs令孤冲かと思えば、師父を殺せない令孤冲の代わりに、盈盈が三屍脳神丹を岳不羣に飲ませてしまう。

 進退極まった岳不羣は、黒木令を奪って、教主の命令だと日月神教の信徒を使って、恒山派を襲ったりやりたい放題。
 
 五岳の総帥として、例の思過崖の秘密の洞窟に各派を招いて、失われた秘伝を・・・というところに、左冷禅と林平之が襲いかかる。真っ暗な洞窟の中なら、目が見えないほうが有利という理屈なんでしょう。これも、TVB版に元ネタあったりしてw
 
 ここで五岳の有力者はみんな死んでしまって、日月神教の天下がやってきたと任我行大喜び。
 
 令孤冲と任盈盈の結婚をめぐっては、「日月神教に入れ」vs「嫌です、盈盈だけください」といやりとりが何度も繰り返されて、いい加減しつこい。
 
 岳不羣が儀琳の剣に倒れ、後は任我行が「過労死」、恒山攻めは不発、二人して笑傲江湖という予定調和を狂わすのが、東方姑娘!そりゃ、生きてますよ、崖から落ちたんですから。
 
 唖婆婆のふりをして令孤冲を捕まえて、儀琳と結婚を迫るのも彼女ですから・・・
 
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 盈盈を連れて逃げようとする令孤冲、追っかける任我行のバトルは、なんだかどこかで見た感じのするエレベーター付きの立坑で・・・あわや!というところで、二人のを助けたのは当然東方不敗

 「私を愛していた?」と迫る彼女に、答えない令孤冲。二度と会わないと去っていく東方不敗
 まったく何を安っぽいメロドラマもどきやってんだか。
 
 そして、彼女が飲ませた三屍脳神丹のために、任盈盈はあと49日の命。令孤冲も真気のせいで、いつまで生きていられるか・・・という二人。
 
 なんじゃかんじゃの間に任我行はお亡くなり。
 
 必死で三屍脳神丹の解薬を作ろうとしている平一指の前に、東方不敗があらわれ・・・
 もうアホらしくて、書きたくもないが・・
 ネタバレです。はい。
 
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 新婚初夜・・・タイムリミットがきて倒れる盈盈、一人では死なせないと剣で喉をかき切ろうとする令孤冲、そこへ 「薬ができた!」と飛び込んでくる平一指
 
 場面は一転して、大勢が集まって二人の結婚を祝う宴席へ。
 
 梅荘の地下に幽閉された林平之、なぜか雪の湖畔で笑傲江湖を奏でる二人。
 そして・・・湖底には、盈盈を助けるために自分の心臓を提供し、死んだ東方不敗の亡骸が・・・
 
 ここでやめとけ!
 ぱっちり目を開けたりするな~~~
 きゃ~~やっちまった~~
 
 で、全42集のおしまい。
 
 さすがメロドラマ出身の霍建華の令孤冲だと感心するしかないお笑い笑傲江湖でした。
 ほんと、アクションシーンはそんなに悪くないのに、話が奇想天外。褒めてないから。
 一番のヒロインのはずの任盈盈に全く魅力がなく、なんで彼女のために令孤冲が後追い自殺までしようとするようになったのかさっぱりわからん。原作がそうだったから・・・というのは、これだけやらかしてからではいいわけにもならないよ。
 
 とりあえず、最後まで見せちゃうだけのエネルギーはありました。
 話がヘタレてた白髪魔女傅なんかに比べたら、まだ見やすかったのは確かです。
 
 ドラマとしては、このストーリ展開はアリだと思います。でも、笑傲江湖とは別にやっておくれ~~
 
 でも、まあ一度見たらもういいわ。