6~43集(大結局)
終わりまで見てしまいました。
どこかのタイミングで記事にするつもりだったんですが、話をレビューするといま放送中の霍建華版のネタバレになるし、ネタバレしない部分はみなさんご承知だし・・・てなことで、見終わった感想だけ。
面白かったです。
この96年呂頌賢版を経典!としている中華ワールドの評判の理由がわかりました。
原作からとんでもなく改編してることには違いないんですが、それに目をつぶれば、ドラマ作りが手堅い。きっちりと作ってある感じです。
でもその割には、高い木の枝に登って降りてこられない「子犬」を助けたりしてます。猫ならともかく、どうやってあんな高いところに子犬が登れるんだw
まあ、細かいところはともかくとして、一番の長所は配役がキャラに合ってることだと思います。主人公の令孤冲の俳優は私は苦手なタイプなんですが、公平に見れば、年齢的にもちょうどいいのかもしれません。
とんでもなく話は飛びますが、実は私はTVB的長い顔の演員の古装劇がどうにも苦手。最近だと鏢行天下の息子とか、昔の射鵰英雄伝の配役とか・・・まったくの個人的な好みなわけで、だからなんだってぐらいのもんなんですが。
そういう好みから言うと、この林平之はかわいかった。素直で単純で騙されやすい林平之です。ただ、僻邪剣譜習得後も服の色が変わっただけw 本人の演技力の問題もあるかもしれませんが、もうちっとなんとかなったのではないかと。
岳不群の方は、声が変わったり、嫁さんの化粧品に手を出したりと結構いろいろやってたんですから。
この岳不群と林平之にからむ改編部分とか平一指絡みのところなんかを、12年霍建華版がそっくりそのまま使ってるんですから、そりゃパクったと言われてもしかたないでしょう。何しろ俳優の立ち位置やセリフまでそのまんまだったりする。
で、あるとき
なくなってから
96年というともう20年近く前になるんですねえ。そのせいかメークや衣装なんかにちょっと古さを感じないでもありません。この後、99年、2000年あたりに、台湾の任賢齋版、シンガポールの馬景涛版、それに大陸の李亜鵬版と立て続けにドラマ化されています。それぞれがお互いに意識し合った結果、とんでも改編ドラマになっちゃったんでしょうかねえ。
私としても面白くなれば別に改編して悪いとは思わないんですが、根本だけは見失ってもらいたくないです。
導演:劉国豪
演員
令狐冲 呂頌賢
任盈盈 梁艺齢
岳霊珊 陳少霞
林平之 何宝生
田伯光 鄭柏麟
儀琳 何美钿
岳不群 王伟
左冷禅 陳鴻烈
任我行 羅樂林
東方不敗 鲁振順
曲洋 黎漢持
風清揚 鮑方
向門天 劉江