1~6集
この冬は武侠ドラマがいっぱい出てきて、これで見るの三作目。
のんびりやってる于正版神鵰侠侶はとんでも昼メロまがい、鹿鼎記はあたり。これは、おもしろそうだと期待しているんですが、そうそうから違和感が・・・
まずは英語タイトルがDetectives and Doctors なので、?と思ってたら、花満楼が医者設定だった。中の人の張暁龍が后宮甄嬛伝の温大医の人だったから、その人気に乗っかりたかったんだと憶測。それにしても、この複数形はなんなんだ?
林峯の陸小鳳は、外見まあまあ。史上一番ハンサムな陸小鳳とかって宣伝文句見ると、林志穎版があったじゃないかと言いたくもなるが、あれはジミリンが陸小鳳だという以外の取柄はなかったからなあ・・・
ついでだから、林志穎版を出しとこう。
で、林峯版、外見はいいんだけど、声が若すぎるというか軽すぎて、林峯らしくもなければ陸小鳳らしくもないんで、慣れるまでに時間がかかった。
並び主人公らしい花満楼は、中の人が目の見えない演技が今一つ~ってのは別にしても、どう考えても張智尭に比べて地味。
ヒロインは二人。一人は最近出ずっぱりの気がする張檬の阿信。予知能力というかテレパスの力を持ち、陸小鳳との間に子どもを持つという未来を見ている。元気バージョンの方です。
もう一人は、ほろんだ金鵬王朝の公主上官丹鳳で、こっちは后宮甄嬛伝の沈媚庄の斕曦。こっちも元気ですw
3D電視劇だというんで、テレビに飛ばして3Dにして眼鏡までかけて見てみたが、立体感はけっこう出てます。大蛇をわざわざ出したりするのは、3Dの効果を見せたかったんですね、きっと。
陸小鳳が西門吹雪と戦ったりする場面ではなにかもう憑りつかれたように、剣を光らせて見たり、指から光を飛ばしたり、光の「盾」が広がったり・・・3Dだからって、無駄な張り切りすぎ。
無駄にCGがんばってる割には、衣装は華やかなんで悪くもないけどゲームものっぽいし、小道具は安っぽい。ファベルジュの卵まがいののものが出てきたけど、百均で買ってきたんじゃないか・・・鳩時計もひどかった・・・
何より今回許せないのは、花満楼のお使いをしている緑色の小鳥。これが人語をただしゃべるだけなく、自分の意思をもって行動するんですよ。仲間を呼んで、阿信探せと言われて、あいよっと飛んでったりするんだよ~張衛健の少年張三宝にもそんなの出てきましたが、陸小鳳ワールドにはこんなメルヘンチックなキャラはいらない。ぶち壊しですわ。
肝心の話は、金鵬王朝ベースなんですが、あれそうだったっけというのが連発。毎度のことです。
皇帝が突然周囲の人間を殺しまくるという事件が起こり、その治療のために花満楼が皇宮に呼び出される。
金鵬王朝の復興を目指す上官丹鳳と奪われた宝物を取り戻しに閻鉄山のからくり屋敷に忍び込み、発見されて毒薬を飲む羽目になる。
花満楼は皇帝の治療をしているために、殺手に襲われる。
という調子で、6集までで皇帝は毒にあたって人事不省だが、この皇帝を襲て王朝転覆というか自分が皇帝になろうという靖王の陰謀が失敗、それとつるんでたらしい閻鉄山は殺され、皇帝毒殺未遂の黒幕と太子暗殺の犯人は不明。
ここまで見たところでは、私の知ってるお馴染みの陸小鳳シリーズのキャラが宮廷陰謀ストーリーにゲスト出演しているような感じです。とにかく、江湖の人間の陸小鳳が靖王に降参しろと皇太后や衛王の替わりに言いに行ってるし、花満楼は宮中の大医よりあてにされてるという設定。
そりゃないだろ~とも思うんですが、どうしたわけか神鵰侠侶ほどは腹が立たない。なんでかなあ・・・