江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

六扇門 その1

1~9集

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 林峯主演の古装劇。武侠劇という感じではないようです。
 林峯ドラマは前回の陸小鳳與花満楼で派手にこけたんで、二の足踏んでたんですが、これはおもしろい。今のところ。

 冒頭、皇帝から上京するように命じられた皇弟斉王とその一行が賊に襲われる。そこに老人に変装して、窮地を切り抜け、無事に斉王が皇帝のもとにたどり着けるよう手を貸した謎の青年。

 これが主人公の申力行。彼は六扇門の一員として誰かの命で動いているのかと思ったら、ただのボランティアでした。

 それというのも、申力行は父親が六扇門の統帯(ボス)で自分も六扇門の捕快になりたいのに、早く引退して故郷でのんびり暮らしたいという父親梓木に田舎で家を守っていろと言われているわけです。この息子、正義感もあれば、探偵としても優秀。やる気満々なのに、仕事させてもらえないので、勝手にやった結果、病弱な皇帝を巡る朝廷の争いに首を突っ込んでしまった様子です。

 それは困ったと焦り、なんとか斉王と息子を接近させないようにした父親だけど、結局は息子が斉王の後押しで六扇門に入ることを認めるしかなくなったというところで第9集。二日で一気に見ちゃいました。

 同時に第1集をみた于正の半妖傾城の方は、一つ見ただけでもう満腹・・・ま、そのうちに見るかも。

 申力行が林峯なんですが、ちょっと若い役すぎる感じ。小鮮肉がバンバン活躍している今日この頃、というか前回(結果はどうあれ)美中年陸小鳳やった後だしなあ~
 配音は「王凱」ですが、靖王の中の人ではないですw

 斉王は方中信で、今のところ、ずっと都から遠く離れていた皇弟で突然皇帝の跡継ぎ争いに巻き込まれた感じですが、どうも怪しいw

 その斉王の侍女で娘同様な蘇溢清が古剣奇譚の「師妹」迪麗熱巴。
 申力行との間に恋愛感情を持つようになるけど、彼には親の決めた結婚相手がいてさあどうする状態。

 古剣奇譚つながりでもう一人、六扇門の捕快の一人で申力行の悪友言亦冬に「二師兄」の応昊茗。捕快としては力不足だけど、親に隠れて探案に乗り出す力行を助けているきゃわきゃわ賑やかなキャラ。

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 できすぎる息子に振り回されてる感じもある父親申梓木の黄文豪はトンデモ笑傲江湖の岳不群で、この前は四大名捕で諸葛神侯やってた。今回は、言亦冬と二人コミカルパート担当な感じ。

 それと、親が決めた力行の結婚相手龚芮溪。こういう自分の力量で捕まえたわけでもないのに、けたたましく男に付きまとうキャラってのが大嫌いなもんで、さっさと退場希望。

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 朝廷では、病気の皇帝のただ一人の息子である太子がまた病弱。その母親は太子の師であり官僚のトップである劉吉と手を組んで太子が次の皇帝になれるよう画策。怪しい・・・

 皇帝のそばにいる太監趙無極@何中華もひたすら皇帝に忠実なようでなんか怪しい。

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 皇帝もなんのつもりで弟を呼び寄せたのか、いまいち怪しいw

 という怪しげな人物たちが蠢く朝廷の権力争い、東廠・錦衣衛・六扇門の手柄争い(さすがに神候府はないw)に、申力行をめぐる恋愛話、父子話etcが同時進行する中、ミステリ要素もコメディ要素も入れ込んで、おもしろい話の展開になっています。

 大風呂敷を広げてるようで、実はそんなでもない気もします。まあ、妖怪や宇宙人は出てこんでしょう。
 これは一気に見られそうです。