1~12集
花千骨アフターのリハビリにはちょうどよかった。
全20集しかないし、有名俳優はいない、明らかに低予算で制作、CGも紙人形が人を襲ったりする程度は大丈夫だけど、大掛かりになると・・・という状態で、まあいろんな意味で花千骨やなんかの大作ドラマとは様子が違います。
それだけに、肩に力が入らない「やったるで」感があって、それはそれで好ましい。
主人公の無心法師は、不老不死なんだそうですが、いつまでも若いまま死なないというだけじゃなくて、殺されても再生復活するというアンパンマンのごとき粘り強いキャラクタ。ただし、現段階ではどうしてそうなのか、いったい何者なのかという説明はまったくないままです。
ところが、この「無心法師」という枯れたネーミングにも関わらず、本人はノリのいい若者。すぐに自慢の筋肉披露するそれなりにイケメン。自分の血を使って、「悪魔祓い」ができる力をもっていて、商売は、魔物退治。
時代は珍しく民国時代。でも今のところ、それがドラマのメインにかかわってきてはいません。この後のことは知らんです。
この彼が出会った月牙と二人、生活していくためには金が要ると妖怪退治を売り込んだのが顧玄武という軍閥か何かの大人。こっちもいい加減なえらいさんですが、この三人が一応の主人公トリオ。
無心に惚れられた月牙も彼に心を動かされますが、一緒にいるせいでいろいろ大変な目に遭い続けとります。
その主原因は、無心がうっかり封印を解いてしまった岳綺羅という清代の邪悪な女道士を復活させてしまい、その彼女が無心のストーカーになってしまったこと。
この綺羅という悪女が見かけはどっかのロリ系アイドルみたいなのに、やることがどぎつい。まあ、女版欧陽少恭ってとこでしょうか。
軍閥を手下に乗っ取られた顧玄武の巻き返し、月牙との恋話、月牙を執拗に狙う綺羅をどう排除するのか、何より無心の正体とか、いくつかの話が並行して進んで、一番もりあがってきたところ。
この手のドラマはまとめて一気に見たいもので、連休まで続きは凍結。
低予算ドラマなのに、思いがけず、もうけものというのが、世間の評判。欲は言わないので、どういう大結局でもきちんとけりさえつけてくれりゃいいや~となまぬるく続きに期待です。
何しろ、今現在主人公は「復活」うぃるにつき、「不在」なう。気にはなりますな~
ところで~