江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

新蕭十一郎 その3

21~42集

 気が付いてみれば、このブログ開設10年になっていた今年の桃の節句。我ながら、ようも役に立たんことを10年もやってるもんだと・・・
 けど、ということは迷子さんの江湖歴も十年オーバーということなんですね。お付き合いいただいているみなさま、ありがとうございます。今後ともよろしく~
 
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というところで~
 
 蕭十一郎、最後まで見ました。
 
 江湖でさんざん悪事を働いては、割鹿刀を持った蕭十一郎に罪を着せる逍遥侯。それと分かっていても打つ手のない蕭十一郎たち。
 一方では、璧君との婚約を解消した連城璧が、父親の死をめぐる秘密を隠そうと璧君の屋敷に放火、母親たちを殺してしまう。これも、蕭十一郎の仕業とされてしまう。
 
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 蕭十一郎と璧君は誘拐されて、酒池肉林とまではいかないまでも安楽な暮らしが提供された屋敷に閉じ込められる。そこには、死んだはずの母親がいたばかりか、風四娘、楊開泰、そして連城璧まで連れ込まれてきて、婚約は解消したものの、まだ璧君に未練がある城璧との間で微妙な緊張感。
 
 やっぱりこれも逍遥侯の仕業だったここを脱出したら、今度は逍遥侯の息子はだれだ?、璧君の蠱毒を解毒しなきゃと話が続いて、逍遥侯と璧君の母親が火山を爆発させて退場。
 
 蠱毒を解毒するには、自分の血を飲ませたらいいことを知った蕭十一郎だが、そうすると蠱毒は消せるものの自分との記憶を璧君がなくしていくことを知る。
 苦しくても璧君の蕭十一郎とのことを忘れたくない璧君にこっそり血を飲ませる蕭十一郎。結果、璧君はきれいに彼のことだけを忘れてしまい、連城璧の元に戻って、結婚することになってしまった。
 まあ、なんと都合のよい設定。江湖にはどんな都合のいい薬も存在するもんですねえw
 
 こうなるとわかっていたけど・・・の影から見守る蕭十一郎の涙また涙の別れ。
 
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 望み通り璧君と結婚もし、武林の盟主にも収まった連城璧。ところが、蕭十一郎は連城璧が放火事件の犯人だと知ってるので、彼を抹殺するためにエキサイトする連城璧。
 
 大ラスはこの二人の対決になるわけです。
 
 細かいことはスルーしますが、このラスト、現地ではあまり評判よくなかった感じです。でも、原作知らないもんで、それなりにおもしろかったし、結構キレイに収まってるように思いました。
 
 まあ、このドラマ、主人公はもちろん蕭十一郎なんですが、沈璧君という悪意を持ってない悪女に絡んだせいで自覚している以上にと暗黒面に落ちていった連城璧も主人公なんでしょう。風四娘を愛した楊開泰は、こちらは覚悟のうえで落ちていったという感があります。いずれにしても男たちが、沈璧君と風四娘という二人の女性に引っ張りまわされて挙句の物語という風情です。
 
 親世代も含めて、江湖の男たちの話を書いているようで、女たちの力が大きく働いているのは、古龍原作ならではでしょうか?
 その女たちも、小悪魔な逍遥侯の弟子小公子、逍遥侯と関わりのあった母親たちと、本人に悪意ありありな面々はもちろん、私こそ悲劇のヒロインそのものという位置づけの沈璧君が一番男を暗黒面に引きずり込んだ張本人。本人にその意識がないというのが、一番タチ悪いかも。
 
 とにかく、蕭十一郎はかっこよくて、風四娘はいい女でした。
 
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演員表
 
角色     演員    配音
蕭十一郎   厳屹寛   王凱
風四娘    李依暁   閻萌萌
連城璧    朱一龍   彭尭
沈璧君            甘婷婷        季冠霖
逍遥侯            呂良偉        程寅
小公子            張含韵
司空摘星        元華
沈飛雲            王艺曈        李金燕
楊開泰            于青斌
花如玉            楊净如        張艾主
 
出品人 白月飛、白旭飛
原著 古龍
導演 鞠覚亮、黄祖
編劇 王婕、徐貝貝、王未未、賀然、郝莹、王瀟涵、姚然、楊晶、郭筝