江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

少年白馬酔春風 その3

23~31集

 

 たった9集見るだけなのに、10日以上かかってしまいました。どんなにおもしろいドラマでも、さすがに巨大地震注意が出た上に、台風までがたて続くと、落ち着いてドラマを見るとかブログを書くとか言う気分にはなれないものです。巨大地震注意は解除されても、異常な高温は続くし、台風はまだまだできてくるし、いつ何があっても不思議がない昨今の日本・・・覚悟はしていてもやはり不安がつのります。で、絶不調でした。

 

 そんな中とはいえ、今年も武侠迷仲間のオフ会に参加できました。年に一度、説明抜きに武侠の話や中華ドラマの話が楽しくできる貴重な機会なので、台風のために新幹線が終日運休になったぐらいでは私の参加意欲を止められない。
 楽しい休日を過ごしたおかげで、ドラマ視聴意欲もリセットできました。

 

 というわけで、改めて仕切り直しです。この「少白」に限って言えば、3週間近くブログ更新していなかったわけですが、ドラマ自体はとても楽しく見ています。今回、23~25集は前回更新した後すぐに見て、26~31集はここ二日くらいでみてしまったわけですが、これだけ日が開いても話を忘れてなかったのが証拠ですかね?

 

 ドラマは景玉王との婚礼の場から易文君を奪おうという葉鼎之、それに協力しようとする百里東君たち、阻止しようとする琅琊王蕭若風たちという派手な場面をが今回視聴分のクライマックスの一つ。
 
 これに失敗した百里東君は父に鎮西侯府に監禁され、そこで修業を・・・なんですが、玥瑶までやってきて実に楽し気な監禁生活です。同行していた司空長風も百里東君と共に助けられますが、彼は彼で一人修業の旅に出ていきます。

 

 蕭若風と戦い敗れた葉鼎之は彼に助けられ、忘憂大師の下で修業することになる。彼の元には天外天の玥瑶の妹玥卿が訪れ、しつこく天外天に来るように要求をする。この忘憂大師というキャラは、「少歌」でも登場していました。中の人は游本昌から李軍に交代しました。こちら、張紀中版の射鵰英雄伝や天龍八部などで丐幇の長老なんかをよく演じていてお馴染みの方です。

 

 こうして主だったキャラがそれぞればらばらになっている間に、天啓城ではいやいや景玉王の側室となった易文君が出産、これが蕭羽、のちの赤王でしたね。また正室も出産、これが「少歌」の主人公蕭楚河。こんな子なんかできるはずなかったのに・・・と言う生まれ方をした蕭羽が将来ああなるのは致し方なしか、としか思えないわけで💦

 

 今回視聴分も、これまで見てきた中でも、一番バタバタと企んでしくじっているのが「青王」ですが、これがなんというか「慶余年」の二皇子李承澤の劣化版に見えてしまってならない。企み自体があまりにも程度が低くて側近が眉を顰めるレベルだし、帝位を狙うにしても全然根性ないし、同じような「アルパカ」ヘアでも二皇子にははるかに及ばないわけですが・・・

 もはや反派というより、お笑い担当キャラに見えてきた💦

 

 たくらむと言えば、琅琊王もそれなりに野望を持っているわけですが、現皇帝太安帝は、彼が一番跡継ぎの資質は持っているが善良すぎるところは欠点だと見ている。
 結果的に誰が次代の皇帝となるのかはわかっているのが、ちょっとしんどくもあります。

 そして、洛青陽によって易文君は景玉王の元から連れ出され、葉鼎之と再会。

 百里東君の祖父鎮西侯百里洛陳に反逆の疑いがあると青王が言い出します。太安帝の命で琅琊王が彼を迎えに現れ、百里東君ともどもに天啓城へとやってきます。

 鎮西侯を殺せ、守れという命を同時に受けた暗河の困惑と開き直りがなんか楽しい。

 

 都では、皇帝と鎮西侯は昔ながらの友人で「俺、お前」の付き合いをアピール、けど、無闇に「俺、お前」を強調してくる皇帝がなんか怪しいのはお約束ですからな~

 

 稷下学舎を訪れた百里東君だが、師兄たちの誰もがもうそこにはいない。代わりに皇帝の側に使える大監浊清が現れ、百里東君を挑発、そこに李長生の姿をした南宮春水も登場する。

 彼と別に易文君の失踪が鎮西侯の責任にされてはいないかと、天啓城をうかがっていた葉鼎之の前にも殺手が現れます。

 

 百里東君は自ら酒仙を名乗り、江湖にその名を轟かせようという第一歩を踏み出した感じでしょうか?

 

 このあたりでまた派手にCGで効果を付けたアクションシーンが続いて、楽しく視聴できました。

 このドラマに限って最後にどうなるのかは。先行する「少歌」を見ていたらわかっていますから、そのせいでこれから行きつくところを思うとしょぼんとなってしまう視聴者の気分を沸き立たせるためにはこれくらい派手な立ち回りが続いても当然じゃないですかね~

 

 とまあ、時間はかかったけど楽しく31集まで来て、残りは大結局まで一気にいけるかな?というところです。

 

 にしても、「少年歌行」を「少歌」、「少年白馬酔春風」を「少白」と縮めるのとっても便利でよいですw