４１～５４集
間にいろいろはさんでたんで、クリアするまでに時間がかかってしまいました。
ここでは子嬰は扶蘇の息子ということになってるんで、父親の仇を討つために気がふれたふりをして機会を狙っています。
趙高＝東高太一のせいで、あと３年の命という高月を助けようと頑張る天明たち。
盖聶、端木蓉と共に、４人で墨家から離れて高月を治そうとするが、どうしようもない。この隠れ家で、二組の結婚式が行われています。
そこへ少司命を趙高に殺された恨みで、密かに天明たちに協力している大司命が高月を助ける方法を持って、訪ねてくる。
で、趙高をだまして、高月の体は全快。
項羽の方は、衛庄を師父と仰ぎ、彼の部下であった赤練を愛人にしている。これが虞姫になるんですねえ、いい加減な。
ところが、項羽は衛庄が考えた以上にジェノサイドをやらかして、次々に力をつけていく。このあたりは、普通の楚漢伝奇まんまです。
咸陽に入った劉邦に子嬰が投降して、秦滅亡。
このあたり歴史の流れをほぼ受けているんでそうなるんでしょうが、趙高にはもう一つ陰陽家の首領東皇太一という裏の顔があって、王宮の池の下に大掛かりな秘密基地作って、大勢の人間を使い、怪しげな術も使って、あれあこれやと陰陽家復活のために策謀をめぐらしていたはず。
そんな東皇太一が、あっさり子嬰に刺殺されてしまって、逆にあっけにとられてしまった。
ただの趙高ならそれもいいんでしょうが、このドラマではもっと妖怪じみた存在として登場していたはず。
衛庄の部下で金属の鞭を振り回していた赤練も、衛庄に受け入れてもらえないからと項羽に乗り換え、後は普通に虞姫の人生を歩んでいく。
どうもこういうことになるのは、原作というかアニメーションでは別の人間だった赤練と虞姫、趙高と東皇太一をドラマでは一人の人物にしてしまったせいのようです。他にもいろいろ人物設定が変更になっていて、そのためにドラマを見てるとなんか収まりの悪いところが出てきてしまっています。
あれだけ盖聶を恨み、自分の手で七殺門に天下を～とか言ってたはずの衛庄は、利用したはずの項羽があまりに血生臭い覇王になってしまったことで、逆に引いてしまう。この人、最初登場した時から、ずっと性格が固まらなくて、あっちにふらふらこっちにふらふら。もともとこういうキャラなのか、脚本のせいなのか。
トータルして、最後の最後まで主人公が誰だかはっきりしなかったことも含め、登場人部たちの腰が定まらないという印象が強く残りました。話自体も、秦末、楚漢戦争という時期に、架空の人物たちを入れ込み切れなかったためか、つぎはぎな感じというか、広げた大風呂敷が途中で消えてしまったような感じもします。いったいあの大げさな○○はその後どうなったんだ？というのがたくさんｗ
項羽の最期、劉邦即位の後、墨家を離れ隠遁する盖聶、端木蓉、天明、高月の二組の夫婦。そこに衛庄まで同行して、子どもも生まれて家族と友だちに囲まれて楽しい毎日を過ごしています。ということが、盖聶のナレで語られて、初めてこのドラマは盖聶の方が主人公だったとわかりました。
私的には、久しぶりに刀振り回す陸毅の姿が見られたし、陳妍希がまともな格好で元気にやってるのもよかったし、まあそれなりにおもしろかったです。
そういや、子嬰＠呉磊、つまり琅琊榜の飛流、がきちんと礼をしているのを見て、琅琊榜でしごかれたんだろうな～とかいらんこと思いながら見てる分には気楽に楽しめましたが、きっとアニメの方のファンは許さないだろうなあ。
演職員表
角色 演員 配音
盖聶 陸毅 宝木中陽
端木蓉 陳妍希 劉露
荆天明 蒋勁夫 姜広涛
高月 胡冰卿 唐静
衛庄 孫芸洲 張杰
赤練（虞姫） 金晨 白雪
項少羽（項羽） 秦俊杰
雪女 龚蓓苾 邱秋
鞠玄／金万両 劉錫明 范哲琛
高漸離 隋咏良 辺江
大司命 宋寧 常進
少司命 尤靖茹
東郭植 王彦霖
趙高（東皇太一） 張溪和 呉凌雲
班大師 王春元 張磊一
白鳳 曲哲明
秦始皇（嬴政） 肖栄生
項梁 鄧立民
扶蘇 張翔
劉邦 于波
子嬰 呉磊
制作人 蔡芸儂
監制 李国立
原著 沈楽平執導同名動画《秦时明月》
導演 鄭偉文、衛翰滔、何振華、李国立
編劇 徐遠、徐子沅、方羌羌、肖志瑶、李楠
