江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

山海経之赤影伝説 その1

1~12集

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 この題名見たときから、なんかワクワクしてたんですけど。
 見てるだけで楽しくなる異形の神様とか仙獣とかいっぱいの山海経。それだけでも十分個人的注目なのに、プラス「赤影」
 「赤影」と言ったら、仮面の忍者でしょう!とこれは、勝手に盛り上がってた。
 
 ま、やっぱり全然違うもんでした。まあ、仕方ないですね。山海経の方はもうちっと何とかしてほしいとこれからに期待。
 
 太古の時代、天地を荒らしていた邪悪な神獣(青龍、朱雀、玄武、白狐)は女媧にやっつけられて、それぞれ天空の七宿をつかさどることになったというのが、話の発端。その神獣を召喚する力を持った玄女を得れば、天下をとれる・・・というよく聞くお話。
 
 話の展開が面倒になるためか、青龍と朱雀しか実際には話の中に登場してこない。やっぱりなw
 
 この話では、基本的に朱雀が主人公サイドで「いいもん」で、青龍が対立する「悪もん」という整理になっているようです。ま、わかりやすくてよろしい。
 
 主人公の赤羽は、もともと青丘国の王子だったが、父親を殺す運命と言われて、逆に父王から命を狙われ、逃亡している。彼や共に朱雀玄女を守る上官錦は朱雀七宿の星宿と鬼宿。。彼らが守っている朱雀玄女は、桃花坳に住んでいた蘇茉で、赤羽とは互いに突っかかりあいながら、恋に落ちていくという設定。同じように、蘇茉を愛している上官錦とは三角関係なんだけど、そんな感じにはなってない。
 
 蘇茉とともに桃花坳に住んでいた芙儿は青龍玄女と分かるが、こっちは赤羽が好きなのに「私のこと興味ないの」とかよせばいいのに聞いたばっかりに「没有!」とあっさり拒絶されて、恨みを募らせる。最初に好姐妹とイチャイチャやってた分、どんどんダークサイドに落ちていく感じです。その芙儿を利用すべく、善人のふりをしてダークサイドに引きづりこんでいくのが東霊国の将軍百里寒。こっちは青龍七宿の角宿で、将軍でありながら、国王より力を持っている正真正銘の大反派らしいです。
 
 というような、大雑把な設定を把握したところで、この話どこが山海経なんだと・・・
 今まで二週間分12集見たところでの印象は「桃太郎」でなきゃ「猿蟹合戦」
 だって、朱雀玄女が一人ひとり仲間を見つけていく話の展開なんですよ、これ。
 
 まず、朱雀七宿の星宿赤羽と鬼宿上官錦が朱雀玄女蘇茉と出会い、いろいろあって(説明省略)、今度はお金持ちのおぼっちゃん柳宿石佩佩を仲間にして、今度は井宿を見つけて・・・というところ。
 
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 七宿がそれぞれ個性的でなければ、後3人分、だれてしまう危険があります。
 
 青龍の方は、そういう人探しエピソードは出てきてないですが、こっちもなかなか楽しい顔ぶれです。一寸法師大の役神みたいなのも出てきて、伝令役してます。こういうのがもっと出てきてほしい。今のところ、ほとんど「人間」なんで、封神榜より異形度低め。
 
 百里寒がいろいろ悪巧みをして、朱雀グループを潰そうとしているのが青龍側の動き。
 
 百里寒の配下で人に化ける達人孫巨(房宿)が、赤羽の命を狙う父王を殺して、成り代わったところで12集終了。あせっても、まだ42集のうち18集までしか出てないんで、次は萌え萌えイケメン趙子龍の方に引っ越す予定です。
 
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 それにしても、いつもぶすっとしていてにこりともしないけど、いったん笑うとかわいい・・・という赤羽@張翰のキャラ設定。水滸伝、少年四大名捕と続けてこんなのばっかり見る気がする。もはや持ちネタですな。