江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

秦時明月 その1

1~8集

イメージ 1

 趙氏孤児案と一転、明るく楽しいライトな武侠ドラマです。

 舞台は始皇帝の時代。趙高や荊軻、高漸離といった有名キャラに、オリジナルキャラが絡む形です。配役もあちこちで見かける人が結構出ています。

 主な主人公は5,6人でしょうか。主人公1の天明@蒋劲夫は、始皇帝暗殺に失敗したあの荊軻の遺児。けど、8集まで本人は知らない。なんか赤ん坊の時に怪しげな術かけられたせいか、時々バーサーカー化してしまうというキャラ。なんかつい最近こういうの見たぞと思ったら、蜀山戦記の陳偉霆がやってるキャラも一緒の設定だった。同時にやるかねえw
 他にも本人の知らない秘密や人間関係がぞろぞろ出てきそうですが、なんせ軽いw

 相手役というかライバルで好兄弟なのが、まだ叔父と共に放浪してたころ項羽。少羽と呼ばれている。中の人は古剣奇譚で太子長琴をやってた秦俊杰。この人のこういうキャラ見るの初めてですわ。

 この二人が、コンビで駄々っ子のように賑やかに画面を駆け回ってます。

 始皇帝に抹殺されかけた天明を助けたのが、陸毅の盖聶。かれは荊軻の死に関与して、それまで皇帝のお気に入りだったのが、天明を救うために反旗を翻し、同じく追われる身に。

 その盖聶を荊軻の敵と狙うのが、墨家の医仙端木蓉。やってるのは「小籠包」小龍女だった陳妍希。ヘアスタイルも衣装もキャラもずっと彼女の持ち味活かしているんで、とりあえずよかったね~ということでw けど彼女を「蓉児」って呼ぶのやめてほしい。

 天明を助けるために瀕死の重傷を負った蓋聶を治療するうちに、荊軻の死の真実を知って、絵にかいたようなツンデレモードに。

イメージ 2

 その木蓉の妹分高月に天明と少羽が一目ぼれして、また賑やかに。

イメージ 3

 このドラマ世界では、始皇帝サイド、それに対する荊軻や盖聶を含む墨家集団と協力関係にある項一族という表立っての対立関係のほかに、東皇太一という黒フードの謎の男率いる怪しげな陰陽家というのが出てきます。そして盖聶に恨みを持つ衛庄率いる聚散流沙が天明を捉えるように依頼され、話に割り込んできたんですが、こいつはまたステロタイプに白髪w

 とまあ、キャラもドラマ世界の設定も、「お約束」のオンパレード。原作は人気のあるアニメーションにもなっているそうで、よく中華サイトで見かけます。お約束通りと言いながらも、テンポがよくて、キャラもきっちり立ってるんで、肩の力を抜いて見ていられます。

 あっという間にクリアしてしまいそうなんですが、まだ全体の半分も出てないんで、途中でイラつくの確定です。