江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

少林問道 その3

28~42集

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 終わった!
 おもしろかった!

 聞道=無想父明徳を助けるかどうかでさんざん悩み、母梅姑が父を助けろと自害したことで、少林寺に二度と来ないことを条件に明徳の命を救う。以後、少林寺で薬僧としての修行を積む傍ら、十八銅人から武芸も習うようになる。高剣雄は開き直って明徳の手下として倭寇と取引し、金もうけをする一方で自分の兵を固めていく。こちらも開き直って梅姑亡き後の青楼を仕切り、倭寇との取引にも積極的にかかわっている李蓁蓁という三人。

 父親世代の方も極悪人として登場した明徳が、昔の倭寇との戦いで高剣雄の父や程聞道の養父に裏切られ、部隊は全滅自分はかろうじて命はとりとめたものの毒に侵されたという過去を持っていて、彼が大哥、二哥と持ち上げながら、彼らをいじりぬいた理由が明かされる。

 当然、あんた梅長蘇か?とつっこんだw

 それこそ正邪の区別があいまいな中で、確実に邪悪な存在厳世蕃が登場。

 少林寺では、方丈の正念が洞窟で面壁し続けている師父がすでに存在していないことを知る。実は、少林寺の方丈の印である金の鉢、袈裟、杖は敗火に与えられていたが、敗火はそれをすっとぼけて知らぬ顔をしたまま、正念に方丈をさせてたんですな。

 科挙を受け、役人となった楊秀は、倭寇と結託している厳世蕃を弾劾しようと図るが失敗。なにしろ、皇帝は嘉靖ですから、努力するだけ無駄という気も・・・

 結局、皇帝に直訴しようとして、杖刑にあってしまう。

 彼を助けた聞道は、ようやく僧としての悟りを得て、敗火と正念から方丈となるよう促される。

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 最後に、派手なシーンとして、高剣雄率いる明軍と聞道率いる少林寺僧が倭寇の砦を落とすという場面が出てきました。
 少林寺の弟子が「戦いに参加していいもんか?」と尋ねてるのに、「寧波の民が倭寇に苦しめられているから、助けるのが先」てなこと言って、先頭に立ってますが、いいんでしょうか?

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 ま、ともかく、倭寇の砦は落ち、明徳は息子をかばって死に、楊秀は砦で自爆して死ぬ。
 高剣雄は今度は自分の番だ、すべきことをすると、自らを証拠として厳世蕃告発を決意する。

 李蓁蓁も出家を決意、聞道は正式に少林寺方丈となる・・・

 で、40年後。彼ら二人の墓に詣でる老聞道。ラスト。

 高予算ドラマでもないし、派手なところもほとんどないんですが、脇役までそれぞれのキャラの個性が際立ち、起伏のあるストーリ展開が飽きさせませんでした。

 アクション場面も、少林僧たちの武術はすごい迫力ありましたね。空飛んだりはしないリアル武功って感じがしました。

 ほんとに見終わって、楽しかったとかすっきりしたとかいうタイプのドラマじゃないんですが、見ごたえ十分でした。
 
 私的には、久しぶりの郭京飛が見られたんでそっちも満足。
 今度は瑯琊榜2だね~~ん?暗黒者3???

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演員表

周一圍 飾 程聞道
郭京飛 飾 高剣雄
郭暁婷 飾 李蓁蓁
是安   飾 楊秀
張志堅 飾 明徳 
馮嘉怡 飾 敗火僧 
周野芒 飾 正念
趙帥   飾 梁五
李雨澤 飾 岡田 
何賽飛 飾 梅姑
 
職員表
出品人   銭大梁、楊震華、任仲倫、王建軍、張恵建、王勇、趙章山、包一晨、遅伝敏
制作     遅伝敏、傅華陽
監制     任仲倫、劉郡、凌鋼、陳一珠、呉韓冰、馬湘云
導演     傅東育
編劇     張暁峰、康荻