江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

射鵰英雄伝2017年版 その8

37~40集

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 楊康が丐幇の幇主に収まろうとした策略の失敗、黄蓉の幇主就任、鉄掌幇での黄蓉受傷、武穆遺書の入手、鉄掌峰からの逃亡、瑛姑との出会い、南帝・・・というところ。
 
 思いがけず、鉄掌幇での内容が膨らんでいました。
 もともと、忍び込んだ郭清と黄蓉の二人が裘千仭と裘千丈を取り違えて、黄蓉が生死の境をさまようという展開はそんな長くない。
 
 今回は丐幇の集会から裘千仭と共に鉄掌峰に逃れてきた楊康に穆念慈だけでなく、完顔洪烈やその他大勢がいっしょです。で、出てきた作戦が、穆念慈との婚礼をここで行い、その隙に鉄掌峰に隠されている武穆遺書を盗み出そうという計画。穆念慈の方は、これを利用して、仇の完顔洪烈を殺そうと計画。
 
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 婚礼の儀式で「父」完顔洪烈に捧げる茶に毒を入れ、自分もそれを毒見して無理心中?を図ったが、その計画がバレてしまう。捕えられた穆念慈、助けたかったら武穆遺書を取ってこいと命じられた楊康は郭靖、黄蓉と遭遇。
 
 こんなところに楊康いたっけと思いますが、火をつけられるところがそのまま。いいんか~と思ったら、穆念慈が崖から身を投げるのを見て、「軽功の優れる」楊康は一気に穆念慈を捕えていた完顔洪烈たちのところへ飛び降りました。
 
 楊康と穆念慈の組み合わせにも見せ場をという意図は理解するんですけど、どうもこういう独自に創作した場面というのは、どこか設定や展開に無理が出てますね~
 
 身ごもっているうえに、毒にあたり、崖から飛び降りた穆念慈ですが・・・もちろん生きているんでしょうが、楊康必死に探しているところ。
 家来たちが「世子妃~」と穆念慈を探してるのが、目新しいw まあ、正式に結婚したんだからそうなんですが。
 
 郭清と黄蓉は白鷲につかまって、鉄掌峰から脱出。原作通りなんですが、文字で見ると違和感のないこの場面もCGがまずいと視聴者泣かせです。郭靖の手は鳥の足を掴んでないし、両腕をつかまれているはずの黄蓉の腕・・・これだと落ちる。
 
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 このドラマ、相当しっかりロケもしているし、セットも組んでると思うんですが、やっぱりCGの動物と人間の合成の出来が悪い。ほんと残念。
 
 
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 この丐幇の集会の場面のような風景とセットとCGの浮島のような合成はなんか中華古装劇の持ち味みたいなもんですねw
 
 CGってのは役に立つけど、使い方が難しいもんですね~
 
 黒沼の瑛姑のところまで来て、三つの袋をもらいました。
 
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 で、漁礁耕読と腕比べをして、南帝の元へ。
 
 ロケをした風景が美しい。でも、いかにも張りぼてな岩とかが目立ってしまうんですよね~悩ましい。
 これで、五絶の残りひとり、南帝こと段智興登場。中の人は呂良偉。ちょっくら枯れ不足ですなw
 
 丐幇集会での郭靖・黄蓉と丐幇長老たち、楊康との戦いやこの南帝の黄蓉治療もけっこう時間を使って、丁寧にアクションが組み立てられていました。アクションシーンが悪くないってのは、武侠ドラマじゃポイント高いですよね~
 
 先週から、武神趙子龍がBSで放送開始。琅琊榜のブルーレイ版が登場したり、DVD方面も随分充実するなか、新しい中華古装劇のファンも増えてきてくれたように思う今日この頃。
 そういう方のためにも、この作品日本に入れてくれませんかね?もう射鵰は三つ目だなんて言わないで・・・