江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

李亜鵬版射鵰英雄伝 その19

第37~38集

 人間というのは、土壇場に追い込まれると本性を発揮するというけど、みんなで本性発揮しまくりの今週放送分。
 それにしても不可解な~というのもあって、突っ込みどころも満載でした。
 黄蓉とさんざんいじりたおされた柯鎮悪が嘉興の鐵槍廟にやってきたのは故意が偶然か・・・
 裏切られながらも郭靖が忘れられないというか郭靖に悪く思われたくない黄蓉の意外に純情な一面と、郭靖に捨てられたからもうどうでもいいやといかにも東邪の娘らしい小妖女ぶり大発揮。
 そこにちょうどよく、悪事の証人傻姑までひきつれた西毒、完顔洪烈、楊康たち一行が来たから、飛んで火にいるなんとやら。
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 黄蓉が名探偵も顔負けに楊康を追い詰めていくシーンは見せ場ですねえ、それを聞いている欧陽鋒と楊康、柯鎮悪の表情が見る見る変わっていくんですよね。
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 しかし、黄蓉の軟衣甲ってのは都合のいい時だけ、とげとげするのよねえ。もし、いつもとげとげしてたら、着ている本人もしょっちゅうくっついている郭靖もたまったもんじゃないと思うwそれでなくても、どうして黄蓉の背中にいっぱつ鉄砂掌をくらわした裘千刄はなんせ無事なんだ?あれは寸止めだったのか?
 
 瀕死の楊康を、必死で助けようとする完顔洪烈も、欧陽克の仇を打とうとする欧陽鋒も「父親」という本性は揺るがない。
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 でも、金国の王子として生きることを選んだはずの楊康が死を迎えて露わにしたのは「母上を殺した~」というマザコンの素顔とそれの延長線上にある穆念慈だったというのが哀れです。
 
 ということで、事情は180度変わってしまったわけです。
 けど、そんなこと、またしてもたまたま出っくわした郭靖に言ったって~わかるわけはない。
 なのに、はいっと赤馬をとばして黄蓉探しに出ていく郭靖って(爆)
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 広い中国をあっちこっち捜し歩いて・・・とうとう草原までやってきました。

 ってのは、まだ許容範囲なんだけどなあ。次のシーンがなあ~
 蒙古軍に逃げ惑う宋の住民たち、そこに行き合わせた郭靖。またまたたまたま拖雷たちとでっくわす。
 「お~~安答~~あいたかった。いっしょに草原に帰ろう」
 「なつかしいな~~おれも会いたかったんだ」
 ってさあ、あんまりだと思う。
 蒙古vs宋のことは別にしても、黄蓉探してたんじゃないのか?郭靖は鈍いと言ってもそんな忘れっぽいキャラじゃないはず。
 ここらへんはこのドラマはもちろん、原作よりも、83版が一番うまく処理してると思う。
 まあ、見てみてくださいな。あれなら郭靖が草原についていく理由が納得できるから。
 
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 草原に帰ってみれば、成吉思汗は大帝国を築こうとしているが、華箏は依然と変わりなく郭靖を待ちかまえている。成吉思汗が大人物になればなっただけ、その婿殿である郭靖の地位もあがっているわけです。しかも、彼はおそらく何人もいるだろう大汗の婿殿の一人ではなく「金刀驸马」という特別な存在なわけですから、本人が考えている以上にこれは大変な地位でしょう。だから、どんなに鈍くても将軍さまになるわけです、本人がいちばんこの立場を理解してなくて、理解してる人物は別にいるわけですがw
 
 困り果てている郭靖の元にやってきました丐幇のみなさん!よかったねえ~助っ人が来てw
 いくら郭靖でも、魯有脚のバックに誰かいることぐらいは読めたようですが、もうちょっと知恵を巡らせられないのは仕方ないですか。
 その「バックにいる誰かさん」のおかげで大手柄をたてた郭靖将軍~
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 大汗もこれじゃほめがいがないでしょうなあw
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 なんとかいってる間に、もう後2週分なんですねえ。
 で、神鵰侠侶で倚天屠龍記ですか~
 
 やっぱりそれはそれで楽しみなんですが・・・神鵰侠侶やっぱり最初からするんですよね~って、ただの愚痴です。気にしないでくださいw