1~15集
どうして全く見る気もなかったこのシリーズに手を付けて、しかも一気に見てしまったのか?
想定外過ぎて、自分でも笑える。
去年の秋ぐらいから、リストアップはしてたんですが、古装劇のようで現代劇だったしあんまり見た顔もいなかったんでそのまま放置してたんです。
ところが、突然見ちゃったんですよね~少ないし。
すると、まあ・・・なんか微妙にツッコミどころの多いドラマでした。
まず、片頭曲がいきなり日本語の歌。「え?日本のドラマだったのか」と思わず確かめた。
演員の一人が日本人で、彼女が歌ってるようです。
で、第1集のこの主人公は第1集で殺されて退場、第2集以後の主人公は一瞬ゲスト的に顔見せしただけ。てっきり二人が主人公だと思った。
このあたり、刺客列伝第1季とよく似ています、あれも殺された鈞天国王と暗殺者裘振が主人公だと思って、一所懸命顔覚えたら二人とも死んでしまってびっくりでした。
その本当の主人公莫明は、器霊とその「使用者」御霊師の世界に関わることになり、どんどこ深みにはまっていきます。
この器霊というのは、古代に特別な力を持った少女たちの体から霊魂を取り出し、武器に仕上げたもので、これを使う力を持つ人間はとんでもない力を持つことになる。その中には、劉邦とか朱元璋とかの名前も出てくるんですが・・・
器霊を使う御霊師には、天工会と九卿という二つの勢力があって、血で血を洗う対立をしてきた。こんな中に器霊の一人で突出した力を持つ炎槍重黎と知り合った莫明は彼女と契約を結び、否応なくこの争いの中に巻き込まれていく。
器霊たちはすべて女性で、人間の形をしているときは普通人と同じように食べたり寝たりするが、自分自身で戦ったり、御霊師が使う武器の形になったりして、自在に変化しながら戦うことができる。
莫明と一緒に育った義理の兄白天洛は、ニートな弟と違って、IT関連の会社の社長をしているが、彼も弟を怪しい世界から取り戻そうとするうちに、莫明が関わっている天工会と対立する九卿に取り込まれてしまう。
二つの組織に所属する御霊師たちと器霊たちが、戦いを繰り広げる中で、莫明自身の出生やら炎槍重黎の秘密が明らかにされていく・・・といった話です。
でもまあ、とにかく人が死ぬ、けっこう主要なポジションと思ってたキャラもあっさり殺されて退場、組織同士の抗争で大勢退場・・・孟明の周りでも両親まで死んでしまう。
その上、器霊は使用者が変わるとそっちにつくし、元からの裏切者やら突然思いついた裏切者やらが結構な人数いて、混乱。
日本の漫画みたいだという指摘があるようですが、そっちに詳しくない私ですら、この話に刀剣乱舞とかの影響は感じます。
しかも、主人公サイドの御霊師には綾小路天音といういかにもなネーミングのキャラがいて、このタランティーノの映画っぽい造形。彼女の器霊は小狐丸宗近だそうで・・・
白天洛は、能力のない普通人なのにこの争いに巻き込まれ、弟を助けるために戦闘能力が必要とアイアンマンもどきのスーツを開発したのには苦笑。
舞台は現代なんで、器霊たちがスマホでやりとりしたり、天工会vs九卿の抗争が警察に摘発されたりとなかなかにシュールでおもしろい場面もありました。
凰木凝雨という器霊は始終なんかを食べているキャラなんですが、どうも蚕のから揚げらしいのをパクパク食べ続けてるのには、見入ってしまいました。おいしそうではあります。
これも冬には第2季が出るらしいので、余裕があれば見てもいいかなと思います。
キャラが多すぎるのがやっかいだけど、アクションもまあまあ、テンポもいい。
ところで、主人公莫明は彭昱暢なんですが、この人刺客列伝の孟章。
で、彼の器霊炎槍重黎を「阿黎~」って呼ぶんですよね。「あり~~」って何度も何度もw笑えてしまった。
さて、そろそろ酔玲瓏の続きにとりかかりますか。
演員表
演 員 角色 配音
彭昱暢 莫明 蘇尚卿
陳若軒 劉明睿 楊天翔
孫雪寧 炎槍重黎 佟心竹
伊丹愛 綾小路天音 謝鉄輝
劉 騏 夏望冬 劉 騏
童可可 夏知秋 張予佟
李 諾 凰木凝雨 喬詩語
王博文 白天洛 郭浩然
阿云嘎 林晨玉 斉斯伽
翁艺鳴 時 乱 馮 盛
王楽楽 小狐丸宗近/三日月宗近 徐 静
呂頌賢 劉明睿父
曾 江 余 叔
職員
制作人 田川
導 演 探花
編 劇 田川、本少爷