江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

開封奇談 その1

1~9集 と、包青天あれこれ

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 漫画原作のドラマ。きちんとしたタイトルは「开封奇谈之这个包公不太行」なので、「こんな包公なんてありえな~~い」って感じ?
 
 まあ、まさにあり得ないかもw
 
 包青天ドラマといえば、来年1月に「開封府(かいほうふ)〜北宋を包む青い天」という邦題で、今年七月に地味に公開されてた黄維徳版包青天の「大宋惊世奇案」が日本でも公開されます。
 これ、私見てない!!どういうわけか探しても探しても見られなくてがっかりしてたんですよね。久しぶりの日本版心待ちになりました。わくわくですわ~
 
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 それにしても、あれだけ中国をはじめ、アジア各地で大人気というか生活に根付いてる感じの包青天も、日本では知る人ぞ知るみたいになっているんですよね。漫画だと滝口琳々さんの北宋風雲伝?なんだかもったいない。
 
 ちょっと思い出語ったりすると、私自身が初めて包公の話のもとになる三侠五義に触れたのははるか昔の高校時代なんですが、それほど強烈なイメージを残したわけではなく、実質的な出会いは周杰の少年包青天、それから陸毅版、鄧超版、王学兵版と来て、本家本元金超群の包青天につっこみ、あとは出たのは見る!って感じで大はまりして現在に至るw
 
 最近では、包拯を梁冠華、展昭を厳屹寛、白玉堂を陳暁の五鼠鬧東京を見たところですが、タイトルもいろいろだし、切り口もいろいろなんで飽きることがありませんわ。
 
 新しいドラマが日本で出るのをきっかけに、日本でも包青天がメジャーになってくれるのを期待。
 
 で、今度の開封奇談。
 
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 これはまあ少年包青天なんですが、包拯がまだ官職につく以前とかではなくて、すでに正三品の開封府府尹として活躍している設定。だから、御猫展昭も側にいるし、公孫策も目を光らせてる。包青天ものでは庞太師としてよくて政敵、普通は悪大臣にされている庞籍がここでは包青天のライバルでいい遊び仲間のかわいいチャラ男で出てくるのが楽しい。
 
 もちろん、李川の包拯もチャラいw贔屓の花魁を見てはキャーキャーやったり、庞籍と手柄争いをしたり・・・でも、政治的な判断とか謎解きになると人格一変の包青天。
 けど、この包拯、白いんです。眉間の月亮も上向きだし、ひょろっと背が高いし、いつもの黒包子のイメージではない。
 でも、その白包拯が、いったん黒包拯に変身すると・・・さすが、原作は漫画w
 
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 展昭は易柏辰。易恩って呼び名で書かれてることもあります。実はこれが見たかった。
 彼は、刺客列伝の第一部で齐之侃を演じていた台湾のグループSpeXialのメンバーですが、撮影当時20歳。歴代4番目の若い展昭?
 ちなみに1、2、3番目は少年包青天1、2、3の釈小龍?
 
 アイドルグループになんかさらさら興味はなかったし、今もないですが、刺客列伝の子たちは本人たちもいいキャラしていて、あぶなっかしい演技もその持ち味にしてしまうような不思議なバイタリティがあるんで、つい見てしまう。
 
 易柏辰の展昭は、原作ではほとんど表情を変えずに包拯の横にいたりするのを、ひょいと笑顔を入れたり、顔をしかめたりすることでアクセントをつけています。とっても子どもっぽいのに声だけが王凱もびっくりのハスキーボイスでそんなアンバランスも面白いキャラです。
 
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 彼と、同じく台湾から参加してる白玉堂の黄新皓と二人がアクションがんばっています。
 
 鉄三角の一人公孫策は、今回はわがまま勝手な包拯に手を焼き、台所の厳しい開封府の金庫番としてしっかり目を光らす。
 あんまり包拯がいうこと聞かないと遠慮なく算盤食らわしていますw
 
 9集まで見たわけですが、だいたい4集強で一つの事件が解決しています。最初は新婚夫婦を襲う烏の謎、次は花魁大会での爆死事件を取り扱っていますが、このくらいのペースがちょうどいい感じです。
 この後25集までの予定で、16集まで配信されていますが、今から続編待ちです。