江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

琅琊榜之風起長林 その3

13~18集

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 全50集なので、もう3分の1過ぎてしまった。早い!!前半のクライマックスに向けて、長林王府がどんどん追い詰められている感じで、テンションもぐんぐん上昇。
 アクションシーンのクオリティは前作以上で大満足。
 琅琊榜に絡むシーンも出てきて楽しい。
 
 以下、まっさらでドラマ楽しみたい方にはおすすめしません。
 
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 家出して林奚のところに転がり込んでた平旌を迎えに来た平章が手をつないで連れて帰るって、どんなサービスなんだ、手元が見えんぞ~とか突っ込みつつ、緊張感の高い場面が続いて結構見るのがしんどかった。
 
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 郭京飛の濮陽纓はめっちゃ怪しげ。何しろ濮陽纓ってただの反派ではなくて、ストーリを引っ張る悪の黒幕って感じなので、郭京飛が配役されるのも当然かと・・・彼のファンとしてはうれしい。
 
 ここまで見てきて、強烈に感じるのは琅琊榜抜きで風起長林という単独のドラマとしても、十分以上によくできたドラマだと思うんだけど、琅琊榜を踏まえていると倍は楽しいということ。制作陣の思惑にまんまと嵌った実感あります。
 
 ツイッターでは、あまり内容に触れるようなことはつぶやかないようにしてるんですが、気楽に話題に出せるのが「みかん」
 とにかく琅琊榜以上に大活躍。なんかみかん自体もピカピカとグレードアップしてるし、出番も増えてる。
 脇役だった俳優さんが、主人公その2くらいに伸びてきた・・・そんな感じ。立派になりましたw
 
 ちらちら出てくる前作の俳優陣、今回視聴分では王宏@黎綱も登場。こういう「誰か出てこないかな~」というお遊びも琅琊榜迷にはうれしい。次は甄平さん期待してますw
 
 もう一つ、琅琊榜で登場したキャラのその後もちらちら出てくるのはうれしいというか懐かしい。
 今回では、穆王爺死去の知らせが届き、庭生が「もうあの人に会ったことがある人間も、覚えている人間も、琅琊山を別にするとわずかになってしまった。」と嘆くシーン。これを聞いて、「あの人」の顔が浮かばないはずがない!!
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 そし蕭平旌は庭生の実子で、兄の平章は義子なんですが、いったい誰の子?まだ、ドラマ上ではその詮索はされていませんが、ネット上ではすごい勢いで詮索がされてます。私も実は・・・の孫ではなかろうかと。
 
 もう一人、母親の莱陽太夫人が皇帝を呪い殺そうとして発覚、自死してしまった蕭元啓。彼はただ皇帝の一族というだけでなく、死んだ父親は先帝と皇后、つまり現皇帝と二人きりの実の兄弟。本来なら、梁皇帝家で現皇帝の息子たちに次ぐ地位にあるはずの彼はなぜ莱陽侯なのか?
 
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 この辺の納得のいかない気分に、母の遺書が油を注いで、元啓惑乱気味の所にさらに焚き付ける濮陽纓と東海の墨淄侯。墨淄侯は母方の叔父ということになって、身寄りを亡くした元啓は梁より東海に心が動いている?
 この彼には、闇落ちしかけてる蕭景睿という感じもあります。でも、今の実力で闇落ちは無理と墨淄侯に突き放され、武芸のけいこに励んでます。
 
 そして、いろんな出来事やたくらみの裏で糸を引いているのが、謎の拝み屋濮陽纓。彼の正体はまだ出てきませんが、子ども時代になんかあったようです。
 この濮陽纓が、まったくのブラック梅長蘇。
 
 あっちにもこっちにも手を回して、長林王家の息の根を止めようと図っています。
 
 その濮陽纓と手を結んだ皇后の兄で内閣トップの荀白水。彼は朝廷から長林王府を除きたいけど、それ以上は考えていないと思われますが、太師になるのが目的とか言ってる濮陽纓はそうじゃなさそうです。
 
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 濮陽纓は皇后の信頼する上師、莱陽太夫人のバックで淑妃や彼女自身を死に追いやった黒幕、東海の墨淄侯とも新たに登場した北燕の勢力とも関係をもち、それぞれを操っている一方で、手下に「毒人間」的なものを育てさせてる・・・怪しいです。
 
 めっちゃ怪しいですが、これ、梅長蘇が誉王や太子たちを相手に次々企んだことの裏返しなんですよね。
 
 だから、これまでのストーリでは濮陽纓のたくらみに振り回される長林王府。なので、主人公には主体的に動いてほしいという私の好みから言うと、ちょっとしんどい。
 
 友好の使者としてやってきた北燕の次期皇帝とみられてる恵王が、歓迎の宴の席上、平旌と北燕の郡主の剣の立ち合いの最中、平旌の剣が折れて飛び、恵王の胸に命中して死んでしまうという事件が起こる。
 
 一度は、天牢に捕えられた平旌だが、これは郡主の企みであったことを証明し、自由の身に。
 
 それでも、北燕との間の事後処理は必要なので、庭生と平章が金陵を立って行く。
 
 残ったのは、武芸の腕は一流、頭も切れる、でも政局や朝廷の人間関係とかが全く見えていない平旌と病がちの皇帝、長林王と実質的に長林王府を率いている世子の平章の二人が不在になることをほくほくとみている朝廷の重臣たちに濮陽纓というところで、18集終了。
 
 来週分は、もっと重たい話が来そうな感じで、今から肩凝ってきたw