支離人
中華ドラマ見始めたころに呉奇隆主演の「少年衛斯理」を日本語版で見ましたが、あのころの中華電視劇は日本ではダイジェストで出されることが多くて、これもそうだったために話がどうなっているのかよくわからなかったという記憶が・・・
いまならさっさと中華サイトあさるんですけどw
この衛斯理はいろんな人が演じているんですが、私が見たのは後確か劉徳華の映画だけです。
で、この2018年版、
主役の衛斯理が余文楽、白老大に任達華、鄧石に林家棟とここだけで「おお~映画並み」と見る気になったんですから、安上がりw
倪匡の原作は1966年に書かれているので、現代を舞台にして題名と名前、設定を借りただけのほとんどオリジナル展開のようです。
支離人というのは、体が頭、手、足がばらばらに離れて動き回る怪人物のこと。手だけが動くのはアダムズファミリーとかで出てきましたが、頭、両手、両足が離れた胴体も合わせて6パーツ。頭だけが透明なケースに入れられていると、サイモン・ライトを思い出す。(ご存知?)
これを林家棟が怪演。おもしろかったです。
まあ、このあたりの処理はまあまあ。手持ちの武器とかの造形とかCGもまあまあなんですが、どうもこのドラマ、SF的な小道具とか画面処理に出来不出来のムラがありすぎて・・・そこに違和感。
例えば、最後に衛斯理が回す大きなスイッチ、台の上に三つあるんですが、芯がとおしてないらしくて、回すと位置がずれる。あまりに雑。大きなカギとなるファラオの首こと黄金のマスクはちゃちすぎて夜店で売ってるお面みたい。
東京に「外星人」(王晶が変身)を捕まえに国際警察の衛斯理たちが現れるところからスタートしましたが、このドラマの主な舞台はエジプト。
ピラミッドに隠された秘密、両親の死の謎を解くために衛斯理が恋人の白素や仲間たちと活躍する話。
家事ロボットや昆虫ロボットとか「未来的グッズ」も豊富だし、一度死んだ衛斯理を電気ショックで生き返りさせるとか、ピラミッドが宙に浮くとかそこに宇宙人が3,000年も眠っているとか、一昔もふた昔も前の「空想科学映画」の雰囲気。
敵が味方になったり、味方が敵になったり、ヒロインが催眠かけられて恋人殺したり、生き返ったり、記憶喪失になったり・・・話の展開もスピーディー。アクションシーンも満載だし、賑やか。
まあ、あんまり細かいことを気にせずにぼ~~と見てるのには楽しくてよかったです。
何しろ12集なので、あっという間にクリア。
後2季計24集を製作するそうで、出たらまた見るでしょうね。
演員
余文楽 飾 衛斯理
胡 然 飾 白素
任達華 飾 白老大
林家棟 飾 鄧石
文凱玲 飾 羅刹
葉項明 飾 朱小宝
何浩文 飾 白奇偉
張秀文 飾 彩虹
王星瀚 飾 胡明
苑琼丹 飾 朱妈妈
呉啓華 飾 衛博士
陳法蓉 飾 衛夫人
職員
出品人 龚宇、王晶
監 制 王晶
導 演 鐘少雄
編 劇 馬焱、張雨萌、張嬌陽
美術設計 陳子仲
動作指導 郭振鋒、宋広明
造型設計 張芳弟