江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

天意 その2

9~24集

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 あんまり配信状況が良くない中、着々と視聴中です。
 
 前回視聴分ほどのびっくり感はさすがに薄れ、けっこうまともに「楚漢伝奇」とかのような展開してると思ったら、23集になってまた爆笑。でも戦闘シーンはきっちりしているのがうれしい。
 ネタあってこそのドラマなので、画像下はご注意ください。
 
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 子どもたちを生贄にして雨乞いをしようとしている怪しげな道士と出会った小芳と蕭何は子どもたちを助けようとする。蕭何は小芳を助けようとして、崖から落ちてしまう。死んでないよな・・・と思う武侠迷ですが、まだ出てこないw
 
 小芳は韓信と再会、張良、天依と協力して、道士の陰謀を暴き、子どもたちを救う。
 
 その方法が、目いっぱいスマホを利用して「天の声」を流したり、プロジェクタにして動画を流したり、挙句にスマホで天気の変化を確かめて、雨乞い・・・って、電池いつまで持ってるんだという「神話」の易小川なら頭抱えそうな疑問はこっちに置いといても、電波のないところで天気予報アプリもないだろうとか、ほんとにこのスマホには笑わせられました。でも、とうとうヒロインの代わりに矢が命中して、壊れてしまいました。面倒を避けたか、制作陣。
 
 これ以後、ヒロインの「未来の知識」を利用した無双ぶりは影を潜め、おとなしめに・・・
 
 始皇帝暗殺のために張良が滄海客から手に入れたのが、これ。
 
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 バズーカですかw
 
 それで、始皇帝の巡幸の行列を一気に始末してしまいましたw
 
 この後、張良と天依は劉邦のところに、韓信と小芳は項羽と出会って、行動を共にするようになる。劉邦は花千骨の東方彧卿の張丹鵬。
 
 で、項羽方面は、割にステロタイプの造形、ただ虞姫は共に戦場を駆ける弓の名人という設定なのが新しいです。
 
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 韓信項羽陣では、全く評価されず、それに嫌気がさして、劉邦に鞍替えするというのが、普通の展開なんですが、今度の韓信はそういう感じじゃないです。
 出会いの所で、追い詰められていた項羽を救ったという経緯から、「兄弟」扱い。結構いい位置にいるのですが、自軍の損害を考慮することなく戦闘に突っ走る項羽との考えの違いから、韓信の提案は受け入れられない。
 
 劉邦張良を軍師として重用、呂雉に誘導されて、着々と力を伸ばしている。
 
 劉邦軍は咸陽に入城し、子嬰から秦の玉璽を得る。先に関中に入ったものが王という楚懐王の言葉があるので、項羽激怒。
 
 このあたりは普通の楚漢ドラマとあまり変わらない展開なんですが、始皇帝張良の「バズーカ」で退場し、塩漬けの魚がどうとか、扶蘇がどうした、胡亥がどうしたというような話はかけらもなくて、いきなり子嬰。
 
 虞姫の心を傷つけたと反省した項羽が、彼女に捧げる歌を小芳に教えてもらって熱唱したり、敵中に孤立してもう全滅寸前という項羽たちが突然すっくと立って合唱をしたりと、笑わしてくれる場面もきちんと。
 
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 そのクライマックスが鴻門の宴。戦闘になることを避けたい韓信劉邦項羽の間に立って、二人の会談の場を設定。それが「鴻門」なのですが、なんとこれが蕭何と小芳がいた元墓泥棒の面々が開いた「火鍋」の店!
 
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 火鍋つつきながらの「鴻門宴」というびっくり設定にもかかわらず、話そのものは普通に展開。范増は劉邦を殺してしまう気満々で緊張感たっぷり。
 
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 なのに、小芳と虞姫がタンゴを披露し、その流れで韓信と小芳、項羽と虞姫、さらには張良劉邦がソシアルダンス・・・  
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 一同、リズムにあわせて体を揺らす中、店を抜け出し逃亡を図る劉邦張良、樊噲。
 
 彼らを観察していた滄海客こと神的使者は、崖っぷちに追い詰められた三人を救出。
 
 項羽たちは、咸陽に入城・・・というところで24集。
 
 わりと普通に楚漢ドラマやってると思ったら、とんでも鴻門宴でした。
 
 彼らは海中に潜む女羲がなんらかの目的を果たして、地球から去るために操られているようなのですが、絶大な力を持っているようでなんだかそうでもない気もします。
 
 ここまで来て、まだ荊軻が登場していないし、崖落ちした蕭何も戻ってきてないし、若い嬴政の画像も見かけるし、ひょっとしてまたタイムワープでもあるのか?と首をかしげているところ。
 
 奇妙なテイストのドラマであることは確かで、普通の展開なんか期待してないので、火鍋の店でも何でもいいのでもっとびっくりさせてもらいたいなと思ってるところです。