25~32集
先週分の8集。月曜更新分と木曜更新分で、まるっきり雰囲気が変わった感じです。
月曜更新分は、鴻門宴で劉邦の逃亡を助けた韓信がその後に続く項羽の咸陽での暴虐ぶりを目にして、とうとう項羽との訣別を決める。項羽の方でも、何かといえば反対してくる韓信がうざったくなってるし、范増はもともと韓信を敵視しているし、で、とうとう韓信を指名手配。小芳と二人で咸陽を逃げ出した韓信、安房宮に逃げ込んだものの焼き殺されそうに。
そこで、いよいよタイムワープ!と思いきや、ただ外に逃れただけでした。でも、たどり着いたところは劉邦のいる南鄭。
以後、小芳と二人、住むところもなく日銭を稼ぐ毎日。ここらへんも小芳の病気、物乞いたちとの出会い、賭場・・・と定石通りに話が進む。でも、物乞いの子どもたちを歌で慰めようという小芳が、Samewhere over the rainbow~~と英語で歌い上げて、目が点、お口あんぐりw
この賭場で、インチキを暴いて捕まったところにやってきた賭場の影の主がなんと蕭何。しかも、彼は劉邦のもとで丞相になっていた。
崖落ちしたままだった蕭何、やっと出てきたらいきなり丞相で、その間の説明はないw
蕭何と張良に引っ張られるようにして、劉邦に会ったものの鴻門宴では韓信のせいで死にかけたと思ってる劉邦に冷遇される。腐っている韓信をとにかく米蔵の管理の仕事につかせた蕭何たちだが、このあたりはほとんどコメディ。下っ端の役人の様子を見に、丞相と国師が来る、言い争いしながらやってきた二人を怒鳴りつける・・・米蔵の役人たち目が点。
このドラマの劉邦は、器の小さいわりに大言壮語する人物のように描かれていて、「うちの人が、わけのわからないこと言ってたら、私に言ってきなさい」という呂雉がいないと大業はなせない感じ。今まで見たどのドラマより呂雉に仕切られてますわ。
とうとう大将軍に取り立てられた韓信。今度は再び中原に打って出るための方策を探るが見つけた昔の道陳倉道も瘴気が漂っていて入っていけない。
滄海客は時間をねじ曲げて、瘴気に覆われる前の陳倉道を「現在」の道につないだのですが、こういう描写が愉快です。表向きには張良が法術を使って、道を開いたということになっています。張良というか諸葛亮というかw
もう12年も経っているわけです。三国機密でもそうでしたが、主人公たちの見かけが全く変わらないんで12年?ほげ~~って感じです。
しばらく姿を見せなかった暗殺集団が出てきたり、滄海客も積極的に動いたりと新しい要素も入ってきて、結構サスペンスタッチ。
木曜更新分は、この韓信と小芳の話と陳倉古道を抜けるという話がメインで進んで、月曜更新分のようなコメディタッチは少な目。でも、雷の力を借りて、スマホの充電をしようとする小芳とか・・・易小川@神話と項小龍@尋秦記がそんな簡単に~~と頭を掻きむしりそうなエピソードもw
ちなみに20%できたらしいです。スマホ復活w雷直撃したら、壊れてるわw
いろいろとんでも展開をするし、ぶっ飛んでるドラマだと思うんですが、人間の描写はわりときっちりされてて、どこまでも食えない范増、猪武者項羽とか個々のキャラがたっていることはもちろん、季姜をはさんだ小芳と韓信の関係とかなおざりにはされて無いのがいい感じです。
小芳が元の世界に帰ろうと、滄海客の残したものや始皇帝の持っていた九鼎の研究しているのもだんだん進んできたようです。人類に「文明」を与えた女羲の目的も回家だと明らかになり、家に帰りたい二人の思いがどうやらこのストーリを動かしていく様子。
と言ってるうちに、もう今日は更新日。どきどきです。