13~24集
「破冰行動」に大はまりして二日で12集見てしまった迷子です。
そもそも「紳探」を見終わったので、と見始めたんですが、すっかり夢中になってしまいました。「紳探」中途半端ロスを100%以上補完してくれてます。
その「紳探」ですが、「あれ?この元ネタは・・・」という危なっかしさは相変わらず。「クリミナル・マインド」で出て来たのと同じ「刑事が生きているうちはこれ以上殺人を起こさない。その代わりに捜査をやめる」という契約をした老刑事が死を迎えるという設定から始まる「微笑的黒寡婦」事件。そもそも黒寡婦というタイトルそのものにアイザック・アシモフのブラック・ウィドワーズシリーズを思い出したり・・・
最終エピソードの冒頭で金不敗という大物犯罪者が突然自首してくるというのは、間違いなく「ブラック・リスト」。レディントン以上に何の目的でそんなことをしたのが、わけがわからない。
起こる事件には連続放火事件、上海じゅうに病毒菌を撒くというパニックもの展開の事件とかバラエティがあり、どう事件の背景に迫っていくかを楽しめました。嵐の夜、孤立した山荘で起こる殺人事件は、双子とか聞いたとたんに先の話丸見えって感じでしたが、これを除くとなじみのある冒頭や設定にもかかわらず、その先の展開には「そうきましたか~」と唸らせてくれるもの多かったです。
登場してくる犯人や関係する人物も一筋縄ではいかないキャラで、その事件も複雑な構成になっていました。
主人公の探偵羅非には、Captainという犯罪組織のボスに妹を殺されたという過去があります。このCaptainは正気を失ってすでに投獄されています。しかし、それは本当なのか?
この組織を乗っ取ろうとする心理学者とかも出てきたけど、本当にそうなのか?
個々の事件の解決とともにこちらの謎がいよいよ深まり、いつもの橋の上でクライマックス!!
というところで、24集終わってしまいました。(号泣)
このドラマ、ひねりのきいたストーリ展開としゃれた会話、しっかり作りこんだセットや道具類に、白宇を始めとする俳優陣の演技を楽しんでたんですが、最後がこうなるとは・・・
前回記事にしたときに「これも24集しかないのでちょうど半分ですが、第2季があるかないかは別にしてきれいに終わってくれたら文句はないです。」と書いたんですが、不安的中。まだ、第2季の話は見かけませんが、白宇出ないんなら作らなくてもいいや~でも、続きは気になると忸怩たる思いです。
この白宇まだ30歳になってないんですよね、「鎮魂」以来大人気ですが、これからが楽しみな俳優の一人です。それにしても、俳優の個性を生かす役に巡り合えるかどうかってつくづく大事ですね。
これで、この春の民国期探偵ドラマ三本、すべて見終わりました。「終わってないドラマはよくない」という物差しだけで測るときっちりエンドワークのついた「民国少年偵探社」が一番できがいいという思いもよらなかった結果になってしまいました。いや、ドラマ的にはこれも第2季作れますが、少なくとも過去の因縁は清算できてますからね~そこは高評価w
それにしても、最後の最後で出て来た金不敗、修慶なんですよね~
遠大前程番外では、劉昊然演じる主人公をお稚児さんにしようとして、返り討ちにあうという牢内の怪人物を赤いマニキュアで演じてました。
今回は、檻の中で一人ダンスを披露してくれました。なんかどんどん怪人物度がレベルアップしてるようでw<褒めてます!
演 員 角色
白 宇 飾 羅非
尤靖茹 飾 秦小曼
季 晨 飾 本杰明
何涌生 飾 沙威
董維嘉 飾 汪蘇蘇
張 衣 飾 葉常青
陳孟奇 飾 霍文斯
職員
制作人 李尔雲、劉志民、方仿妨
導 演 鄧科