1~40集
めちゃくちゃはまってしまいました。
48集でもう40集まで見たのに、なぜ今までブログに出してなかったのか?
そりゃ、もう、見るのに時間使っていて、ブログに時間がさけなかったからです。
で、今頃なぜ?
追いついてしまったんです(号泣)
昨日現在で44集まで配信されてるんですが、もう40集まで見ちゃったんです。細切れに見るのが嫌なので、忍の一字。
残り8集は二回に分けて、しっかり楽しむ予定。
ということで、ここまでの感想文。長いです。
いや、もう~おもしろくてたまりません。
こんなに素直におもしろいって楽しめるのは琅琊榜以来でしょうか?
琅琊榜の後、去年だと「天意」とか「鎮魂」とかにはまってたんですが、この「破冰行動」、私の好みにどストライク。しかも、これけっこう普通に受けると思うのです。日本でも出せませんかね~
ストーリは、村ぐるみで覚醒剤を密造していた村が当局に摘発されたという数年前の事件をもとにしたフィクション。この事件そのものは、経済特区のはざまで発展に取り残された地域が大金を手にする手段として麻薬の密造、密売に手を染め、当局が大掛かりな取り締まりを行いこれを摘発したというもので、当時日本でもニュースになっていたのを記憶しています。
ドラマでは、この地域をモデルにしたと思われる「東山市」の「塔寨村」の麻薬組織を摘発しようとする警察と地域を仕切る黒社会との戦いが描かれています。
冒頭で結構派手なアクションシーンが出て来たので、そっち系のドラマかと思いました。それはそれで嫌いじゃないんですが、このドラマ、尋問とか潜入者と密売組織のボスのやりとりとか、警察内の内通者が誰かわからない中での腹の探り合いとかもっぱら話は科白で進んでいくのです。
その緊張感のあるやり取り、虚々実々の頭脳戦がたまらない。
そして、主人公の若い警察官、彼の養父でもある上司、20年以上も麻薬組織に潜入している男、塔寨村のボスといった主役陣だけでなく、登場する人物たちのキャラがしっかり作られていて、どうでもいいキャラ、にぎやかしだけに出てくるウザキャラなんかはかけらもいません。
おまけに一癖も二癖もあるおじさんぞろいなのがうれしい。
ドラマスタート冒頭で、主人公李飛は相棒の宋楊を組織に殺され、その罪を負わされて、逃亡するという展開に。これは重苦しい話か・・・と構えましたが、そんな広がりのないドラマにはなりませんでした。
逃亡する李飛を助ける死んだ友人の恋人、息子の死によって麻薬中毒者になってしまったかつての恩師というエピソードが動いていく一方で、香港での話が展開、同時に塔寨村内での緊張関係や警察内部での動きが描かれていきます。
これがそれぞれドラマ一つ作れるくらいの濃さで、しかもバラバラに出て来た話がだんだんと一つに収斂してくるので目が離せないんですよね。
なのに内容の濃さの割に見ていて、「もう今日はこれで十分。」とならない。中文字幕だから、けっこう必死に見てるんですが、疲れを感じないんですよね~
親子愛、友情、夫婦愛なども出てきますが、うじうじした恋愛ドラマの側面を持たないのも私好み。
警察や政府に巣くっている塔寨村のボス林耀東の内通者は誰なのかとか、李飛はどうやって自分の無実を証明するのかという滑り出しから始まり次々と話がつながり、広がっていっての見どころ満載。
大結局を迎えると、塔寨村の組織は当局の急襲によって根こそぎされるんだろうという予測はつくのですが、そこに至るまでの展開が読めない、それがまた楽しい。
こういうおもしろさ、わくわく感というのは2015年に琅琊榜が配信されていた時以来です。もっとも琅琊榜のときは、リアタイで見ていたので、最初から毎日2集ずつは覚悟の上だったし、けっこうブログにも書けてたんです。
キャストは、李飛に黄景瑜。私は本国で途中で配信禁止になったBLドラマ「上瘾」と林超賢監督の映画「紅海行動」で見てるはずなんですが・・・「上瘾」は野次馬気分でちら見しただけだし、「紅海行動」は爆発シーンしか記憶になくて💦
なかなかきりっとしたイケメンで、キャラにあってます。
彼の上司で養父でもある李維民が、「人民的名義」の李達康書記こと呉剛。今回も味のあるいいおじさんです。
そして、一切を捨てて香港で李維民の「线人」として麻薬組織の情報を集めている趙嘉良に任達華。彼は特別出演かなんかでちょっと出てくるだけかと思ってたら、めっちゃ主役です。私は、この人がドラマでこんなに活躍してるの初めて見るかもしれない・・・
それに李維民と趙嘉良の二人のおじさんが、ひそかに顔を合わせたり、電話でやりとりしたいするんですが、すごい緊張状態の中なのに子どもみたいに服の取り合いっこをしたりしているのがまたかわいい。この服がまたいい仕事してるんです~~(自粛)
李飛の黄景瑜が発禁ドラマ「上瘾」の主役だったことを踏まえてか、「上瘾?」(はまったのか?)「まさか~」とかいうような李維民と李飛のやりとりも出て来て、相変わらず際どいことしてると苦笑。いよいよ作戦開始という会議室で内情を知らされてなかった友人の警察幹部が腹を立てて、李維民を追いかけまわしたりとなかなか楽しい場面もありました。
一方、楽しくない「まじめ」一方なのが、塔寨村の林耀東を中心とした麻薬組織。警察や市政府の要人を抱き込み、やりたい放題してきたが、香港の趙嘉良の働きもあって、作った覚醒剤の販売ルートを新たに求めることになる。
この大ボス林耀東が琅琊榜の言パパ言闕こと王勁松。予想通り、この人が演じる大ボス、めっちゃ怖いキャラです。李維民たちの明暗の動きによって、徐々に包囲網が出来上がっていくと共にこちらの息の詰まりそうなピリピリ感ももりあがってます。
あかん。書き始めるといいたいことが山のようにあふれてくる。
まだあと8集残ってるんですけどね~これ、ほんと日本で出しませんか?琅琊榜のストーリが好きな人ならきっと楽しんでもらえると思うし・・・
大結局まで見終わったら、また駄文書き連ねますが、これ以上書くとネタ晴らしそうなので今日はここまで!