9月22日午後 澳門
珠海を経て、澳門に入りました。仏山のガイドさんとお別れして、出国して、入国して、澳門のガイドさんに迎えてもらいました。バスは変わるのに、なぜかいつも同じ配置で座る私たちw
澳門は、ポルトガルの影響を受けたヨーロッパ風の建物と土地に根付いた文物が融合した町という印象だったのですが、金ぴかなカジノが林立する一帯はお世辞にも心地よい風景とは見えませんでした。カジノマネーで豊かに・・・でも本当にそうなのか?、ガイドさんの話を聞くにつれもともとの地元の方がどんな思いで見てられるのかと思いが強くなりました。
一応、聖ポール天主堂跡とかセドナ広場とかも観光しましたが、天主堂より隣の大三巴哪吒廟の方に目が行ってしまいました。
ポルトガル風の街並みに、中国伝統の装飾がされている風景が金ぴかカジノなんかよりずっとよかったです。でも、この日は日曜日。すごい人で、久しぶりにバッグのガードを固めました。仏山ではそんな心配しなくてよかったのです。
媽閣廟ではしきりにガイドさんが渦巻き状の線香の珍しさをアピール、でもそんな珍しいもんじゃないよな~逆に澳門じゃ珍しいのかと思ってしまった。
マカオタワーでは展望台で澳門の風景を眺め、バンジージャンプをする人たちとか窓の外に作られた回廊を歩く人たちとかを見物。マネできんな~と話してたのですが、けっこう次々とチャレンジャーがジャンプしてました。
別行動で「芳名帳」を探しに行ってくれた岡崎先生たちとも合流して、夕食。レストランはダンボというかわいい名前。そういや香港行きの飛行機で上映されてたのがリメイク版のダンボでした。
この夜はマカオ料理です。なお、昼はバイキングでした。
マカオ料理というけど、ポルトガル料理に近いんでしょうか?オリーブオイルで焼いたらしいイワシの塩焼きがおいしかった。
さて、ホテル。この晩はマカオタワー観光をパスして岡崎先生と八雲さんが見つけ出してきてくれた「芳名帳」にみんなで自分のメッセージとお預かりしたメッセージを記帳するという大切な行事が待っています。正直なところ、これが気になって、ワインも2センチくらいしか飲んでないのでした。ま、飲むことは飲んだw
日本では「芳名帳」には各種あるのですが、中国ではもっぱら結婚の祝いに使うようで「赤いのばかりで困った」とのこと。ようやく見つけ出してもらった紫の表紙の折帳形式の「芳名帳」は実はアルバムです。
これなら広げられたら何人かで同時に書けるね、助かるね~と言ってたら、ホテルの部屋にはこれまでにないほど長いデスクが!
ホテルの部屋に入って、こんなにうれしかったことはないです。
12人が一部屋に集まって、かわるがわるまずは自分の分を書きます。続いて、夕べから書いていたカードを使って、割り付け。1ページに2人から3人分ずつを手分けして書き写しました。
これ、どういう漢字?とか筆ペン書くの難しい~とかインクがぼとっ!とか言いながらにぎやかに取り組みました。隣の部屋はまだ人がいなかったようでよかったですw
ちょうど50人分、片面のすべてのページを無駄なく使って書き終えました。
完成したのがこれです。写真をトリミングしてしまいましたが、上には達成感で笑顔いっぱいの参加者一同の顔が鏡に映っています。大変だったけど、金庸迷のみなさんの思いを伝えるという考えもしなかった貴重な経験ができました。
金庸迷のみなさんのご協力に感謝です。おかげでとっても楽しかったです!
さあ、これで明日金庸館の館長さんにお渡しするだけ!
やった!と気分が高揚、ホテル前のコンビニにビールを仕入れに行ってしまいました。ワイン自粛した分を補充して、ぐっすり。
明日はいよいよ香港!