江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

武侠ツアー 仏山、香港の旅 その5

9月23日 午前 金庸館!!!

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 朝、澳門を出て、ジェットフォイルで香港へ。また出国、入国とやって、三日前に迎えてくれた香港の関ガイドに再会。バスで金庸館のある香港文化博物館を目指します。

 いよいよ!と思うと、落ち着かない車内です。

 予定を変更しているせいで、香港内を行ったり来たりになってます。

 

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 ともかくやっと香港文化博物館に到着。金庸館の大きな垂れ幕が目に飛び込んできました。実は横に李小龍のもあるのですが、目には入れども意識には入らず💦

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 入場口周辺のピロティの壁や柱には、李志清さんの手になる金庸作品の登場人物たちがずらり。わ~とカメラを向ける一同ですが、それより大事なことがあるのです。

 実はこの金庸キャラの柱、金庸館ができる以前には全部奥に見えるようなごく普通な茶色い柱だったようです。こんな素敵な柱にしてもらったのですね。
 
 香港文化博物館に入るとすぐ右手に「金庸館」がありました。

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  この壁を曲がったところが入り口。

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 当初の予定では、金庸館を見学し、墓参をするというものでした。でも、墓参が無理ということで何か私たちの追悼の思いを伝える方法はないかと岡崎先生が各方面に連絡を取ってくだった結果、追悼メッセージを用意し館長さんに受け取っていただくことになったのです。
 そういう経過があって、この日、王館長と担当の連助理館長が迎えてくださいました。

 こちらからは岡崎先生から日本の金庸迷からの追悼メッセージについて作成された経緯を話していただいた後、一同を代表して八雲さんから「芳名帳」を王館長にお渡ししました。この「芳名帳」は金庸館にあるメッセージコーナーのものと共に、金庸先生のご遺族に届けていただけるということです。日本語、中国語、英語と様々な言語で表された金庸先生への追悼文がご遺族の手元に近いうちに届くのです。なんかどきどきします。(王館長には画像使用のご了承いただいています)

 

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 「任務完了」で今度は心行くまで、金庸館を見学しました。岡崎先生と担当の連助理館長の解説付きというぜいたくさ。内部は撮影禁止なのですが、金庸館のホームページなどには画像が上がっています。https://www.heritagemuseum.gov.hk/zh_TW/web/hm/permenant/jin-yong-gallery.html


 ここでは「查良鏞博士武俠小說的創作歷程與貢獻」をテーマに300点余りの資料が展示され、武侠関係のみならず、お若いころからの多方面での活躍を見ることができました。なかでも、やはり武侠小説にかかわる展示は充実。笑傲江湖の初原稿とかすごいものがずらり。
 ドラマ化映画化など映像化された作品の資料もたくさんありました。早い時期に映像化されたものから最近の作品まで、映像と画像が展示され、一段と盛り上がりました。なにしろ日本アニメーション制作の神雕侠侶のフィギュアとかまであって、ここまであるのか~と驚きました。

 各国語版の書籍を陳列したコーナーには日本の書籍もたくさんあり、前には岡崎先生のインタビュー映像もありました。


 たっぷりと楽しませてもらった後、館長さんたちにお礼を申し上げて見学終了ですが・・・この後、ミュージアムショップでまた盛り上がりました。香港文化博物館全体のショップなので、金庸グッズの数はそんなに多くなかったです。その前でキャーキャーと品定めをする私たちでした。モノによってはほぼ買い占めちゃったかもw

 

 外に出て再びピロティの柱や壁面の写真を撮影。そういえば、ここにはブルース・リーの記念館や香港の民俗資料館的な展示も充実してたんだと意識が追いついたのはこの時でした。遅いw
 もしもう一度、この場所を訪れることがあるとしたら、今度は一日かけて博物館全体を隅々まで見てきたいと思います。

 

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 飲茶の昼食をとった後、午後から大與山法蓮寺に向かいます。

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こうして並ぶと飲茶って、粉もん文化だね~粉もんでないのは炒飯と青菜とマンゴープリンだけだw