11~20集
あっという間に20集に来てしまいました。
寧毅、絶好調なんですが、そろそろなんかド~ンときてもおかしくないなと思いつつ、あまりにしんどい展開はこのドラマには向かないよねとか矛盾したことも思う。きっちりはまってます。
寧毅は、檀儿の商売を脅かす二叔父子や嫌がらせをエスカレートさせている烏啓豪を徹底的に追い込み、破産させてしまいます。といっても、武力や権力を使うのではなく、あくまでも商売。武器は「江皓辰」の経験と知識です。
なので、彼が展開する商売のやり方が、現代の経営手法とか顧客管理をとりこんでいて、笑える。きっと中国の視聴者にはもっと面白いはず。
烏啓豪を破産に追い込み、次々とライバル店を蘇家のチェーン店として商売は大成功、蘇家は江寧一の店となります。
順風満帆な寧毅と檀儿は実質的にも夫婦となって、蘇家はお祝いモード。しかし、その様子を何人も屋根の上から見てたりして💦
寧毅は檀儿とハネムーンに出かけます。でも、ハネムーンの概念がない時代なので、侍女の小婵と耿護院がくっついてくる。ところがガイドとしてついてきたはずの耿護院のガイドがめちゃくちゃで・・・という一幕
この王成思演じる耿護院がおもしろい。出てくるだけで、くすっとなる貴重なキャラです。
きゃっきゃと楽しい短いエピソードが過ぎるとドラマは雰囲気を一変。武侠ドラマか何かのような感じになりました。
どうにか到着した霖安が、武装した賊冦の一団に襲われ、それに寧毅たち一行とついてきていた入り婿仲間の4人も巻き込まれます。
この賊冦はただの盗賊とかではなく、聖公と呼ばれる方天雷を中心とした軍事組織となっていて、霖安を占拠。
霖安をどう解放するのかというのが、都での皇帝や朝廷の話になります。
皇帝というのがどうにも腹黒い太師と忠臣らしい丞相の間に挟まれています。暗君なのか、本音を見せないだけなのか怪しい感じ。とにかく中の人は、大秦賦の嫪毐の葉項明。
今回視聴分には霖安にいる檀儿の友人楼舒婉で趙姫の朱珠も登場してますが、同じ場面に登場ということはなさそうです。
北の靖国を軽視するのは危険だと右相秦嗣源は反対しますが、皇帝の指示で靖国との戦いにいくはずだった董道甫大将軍の軍が霖安に向かうことになります。
その霖安では寧毅は江寧で秦嗣源から別れの記念にともらった短剣が密偵司指揮使の印だと言われて驚愕する。国を守るために武徳営が寧毅の指揮で動くと言われても、自分のすることではないと檀儿たちと霖安を脱出することを望む。
と言っても、結局、武徳営に手を貸そうと戻ってきてしまいます。
こうして最初に想像もしていなかったアクションシーン、戦闘シーン、火薬を駆使する寧毅による爆発シーンの連続。
けど、寧毅、短銃まで作ってますが、皮蛋や防水布はともかくよくそんなものまで作る知識があったもんだと妙に感心してしまったw
最後には捉えられてしまった寧毅は、覇刀営の劉西瓜に覇刀営の軍師となることを強要されます。
とにかく朝廷の右相だろうが、武朝の駙馬だろうが、賊冦だろうがすぐに寧毅に惚れこんでしまうのが、もう笑えるレベル。
今回登場したもう一人方天雷は海一天。この人も「慶余年」で朱格を演じてました。なかなか面白い役をする俳優さんですね。
劉西瓜を演じるのが蒋依依、子役時代にたくさんのドラマで見ていますが、最近では「三千鴉殺」の帝女でしょうか。
顔なじみの俳優さんを探すのも楽しいし、一変して武侠ドラマ風になったドラマの展開もおもしろくて、来週分が楽しみです。