13~18集
一日1集ずつ更新というのはやっぱり遅い。慣れと言うのか、中華ドラマは数集かためてみるのが当たり前になってるんで、めっちゃ「空腹感」の残る毎日。
なんでも数集まとめて有料で・・・というのも始まるそうですが、かといってそんなに更新が早まるわけでもない。なんか制作サイドの仕掛けにまんまとはまってしまった気がしないでもない。
さて、今回視聴分。
五湖盟の高崇が山河令によって武林全体に鬼谷を攻撃するから集まれと招集をかけ、英雄大会が開かれる。それを遠見で見ている温客行と彼の思惑がこの場での殺し合いと知って引いてしまってる周子舒。
しかし、この英雄大会は高崇が義弟趙敬によって裏切り者の汚名を着せられ、自害するという思いもよらぬ方向に発展。むやみに善人ぶって見せてる人物にロクなのはいないというのは江湖のお約束w
彼らの殺し合いから張成岭を守ろうとする周子舒、彼らが危ないとなるとさっさと飛び出してくる温客行。
周子舒の命が短いことを見抜いた葉白衣と出会い、温客行は周子舒を助けるすべがないという事実に荒れています。この葉白衣、見かけは温客行たちと同じ年回りですが、実は彼らの師父の師父の世代だけど、年を取らない奇人。中の人は黄宥明。最近なんか根性の悪い反派とかばかり見た気がしますが、今回はやっぱりあまり根性はよくないけど、なかなか面白げな人物。
温客行と周子舒の関係はぐっと近くなっています。それを和らげているのが張成岭とか葉白衣になります。彼らが一緒にいることで、場面にアクセントが入ったり、直接には描写されない二人の関係を妄想する機会を少なくしている気がします。
原作もほぼ半分見ましたが、原作に比べるとむしろドラマの方が二人が一緒にあれこれしている場面が多い気がする、始終手をつないだり、成岭を一緒に助けたりと、視聴者のご想像次第の演出がされているようです。
原作では、すれ違いざまに温客行が周子舒に口づけしていくとか、温客行の傍にいる顧湘たちには周子舒への恋愛感情を隠していないとか、ドラマでは出せないだろう描写が出てきます。でも、映像でこんな近い距離感での描写があるとまた腐方向での妄想が暴走するように仕組まれています。弾幕見てたら「これは男の見るもんじゃない、撤退~」とかあって笑ってしまいました。
再度申し上げておくと、私は腐じゃないですが、BLに抵抗はない。ただし、BL設定でもないキャラをむやみにくっつけたり、演じている俳優たちまでそういう見方するのは論外というスタンス。
じゃなんで原作まで覗くのかというと、規制するサイドと制作するサイドの知恵比べを見るのが楽しいからというもの好きw
「山河令」はドラマも終わってないし、原作も最後まで行ってないんで、比較するというのは両方クリアしてからにしたいと思います。でも、だんだん展開に違いが出てきている感じ。
とにかく、この二人の造形は原作通りだというのはわかったw
同じPriestの「鎮魂」原作だと、半分も来たら、というかかなり早い時期にそれなりの場面もあったし、趙雲瀾は「一緒に暮らそう」と沈巍に迫ってたんですが、こちらはかなりテンポがゆっくり。
とにかく話は新しい段階に入ってきました。
周子舒と温客行、張成岭それに葉白衣も一緒に龍淵閣へと向かっています。張成岭、周子舒に厳しく武芸を仕込まれ、急激に力を伸ばしてます。大々的なからくり屋敷となっている龍淵閣での大冒険の始まりというところ。
五湖盟の盟主となった趙敬は蝎王を義子とし、彼が率いる四大殺手をも配下として、さらに天下を狙っている。高崇が持っていた三個の瑠璃甲は彼が死ぬときに木っ端みじんにしていますが、それは本物ではなかったとみんな思っているわけです。この趙敬、若いイケメンをたくさん義子にして周囲におき、ちょっとしたハーレムw
山河令を見ていて、一番癇に障るのはとあるお菓子の宣伝。毎度おなじみの良品なんとかだと、せいぜい大きな名前がくっついてる商品とかが出てくるだけでしたが、それでも十分うざかった。それなのに今度は演員に、というかキャラに宣伝文句まで言わせるんですからね~それも決して一言や二言じゃなくて結構しつこい。逆に絶対買ってやるもんかって気にさせて、どうするんですかね?
アクションシーンが遅くないかという指摘もあるようですが、武打星が主演というわけでもないんで、ストップモーションが多い、カット割りが多いのはしかたないかと思っています。それより集団での戦いでの陣の組み方とか、造形、場面の構成が結構好みです。
「玲瓏」も最後まで見終わったので、また何か新しいのを覗いてみようかな?