１～８集
今週スタートした楊冪、陳偉霆主演の架空の九州世界を舞台とする新しいドラマ。
この九州シリーズはドラマが出るたびに全く雰囲気が違うのが楽しみですが、今回もまた海上牧雲記とも縹緲録とももちろん天空城とも違うドラマ世界を見せてくれています。
が・・・
とりあえず、このあたりの背景を整理。
この九州世界の物語の中で８つの王朝が栄枯盛衰していきます。それぞれが何百年も続いているので、膨大な物語を創出できるわけです。
燹朝
晁朝
賁朝
胤朝・・・縹緲録はこの末期の話。
燮朝・・・この王朝の開国皇帝が縹緲録の主人公の一人姫野。
晟朝
端朝・・・海上牧雲記はこの末年を描く。
徵朝・・・端朝が崩壊した後の乱世をまとめたのがこの王朝。そして今回の斛珠夫人はこの時代の話。
そして、九州世界には最大の人口を持つ人族の他、羽を持つ羽人、実態を持たない魅族、工芸に長け体の小さい河洛、いわゆる人魚の鮫族とドラマにはまだ登場してないと思う巨人の夸父が共存しています。
今回の斛珠夫人では、鮫人が大きな役割を果たすのでしょうか？
冒頭、葉海市は皇帝に収める年貢の鮫珠を得るために父や村人から殺されそうになる。その彼女を助けたのが陳偉霆演じる方緒。方緒は父たちに死なれた海市に女の子なら安寧な生活だけを、男の子なら安寧以外の全てを与えると言われて男として弟子入りすることを選択する。
そして、数年・・・方緒の下で二番弟子方海市として、兄弟子の方卓英らと共にはつらつと毎日を過ごしていますが、まあ絵に描いたようなはねっかえりぶりｗ
霽風館の主で彼らの師父方緒は、皇帝帝旭に仕える影の組織の指揮官。彼と皇帝の間には、ドラマ開始以前のつながりのどこかで兄弟同然の関係が主人と「お前なんか朕の奴隷だ」という関係に変わってしまった過去があるようです。
その過去につながる話と現在の話が交互に登場、話を進めていきます。
皇帝の弟四殿下季昶が注輦王の娘緹蘭公主と共に帰国してくる。弟の帰国を喜ぶ皇帝だが、緹蘭公主の入内なぞありえないと方緒に殺害を命じる。これを案じながらも否定できない方緒。
海市の介入で無事に都に到着したこの公主が帝旭のかつての妻とそっくりとかなんとか、またややこしい話になりそうな・・・
海市は父親たちが死んだのは皇帝が酷税を課したからだと彼の暗殺を謀るが、方緒に止められるという話を何パタンが繰り返す。
海市は実は女性だということを隠したまま皇帝の命で科挙に臨むことになります。
とまあ、ここまでは楽しい弟子ライフを送っていた方海市がエキセントリックな皇帝や謎めいた方緒に深くかかわるようになってきて、これから大変でしょうな～というところでしょうか？
兄弟子方卓英と柘榴のロマンス、公主を嫌い抜く皇帝とそれに耐える公主などというラブコメ路線、後宮ドラマ路線も同時並行するようです。ま、それもありでしょうが、スケールの大きなドラマ展開の添え物程度でお願いしたいところ💦
久々の陳偉霆の古装劇を楽しみにしていたし、古剣奇譚以来の楊冪と共演も楽しみだったし、九州シリーズでもあるし、見たいモチベーションはしっかりと高い。
それにしても陳偉霆の方緒が衣装をとっかえひっかえするんですよね～楊冪の海市よりずっと回数が多くて、ヒロイン感も方緒の方が濃いような・・・気のせい？
今後の気がかりは、このどこか壊れてるような皇帝とひたすら彼の無茶ぶりに従う方緒に実は女性の方海市のネバネバ三角関係ドラマになるんじゃないかという一点。
と不安を抱きつつも、さっさと初日分６集と二日目の分２集を見てしまったくらいなので、よさげ？
何と言っても、チャンバラ多めの古装劇の新作はうれしくてテンション上がってます。
