37~38集(大結局)
2集だけ残してたんですが、残すまでもなかった?
結局このドラマは王小石の一人勝ちというか、彼の成長記なんですね。だから、彼以外の部分の描写が甘くなる。その上に「四大名捕」系列の膨大な作品がバックに控えている長い原作を38集に押し込むことに無理もあったと思われ・・・それにしてもな~と言う感じが最後までつきまといました。
蘇夢枕の復讐のために白愁飛との生死をかけた対決に臨む王小石ですが・・・その場に、温柔、蘇夢枕と雷純、金風細雨楼の関係者なんかが次々と現れる。やっぱり死んでなかった蘇夢枕、助けてたのはやっぱり雷純です。蘇夢枕が生き残った方法とかは別にして、こんな予想のつかない視聴者はいなかろうと思う。
白愁飛の蔡京に食いついて立身出世という野望は、王小石が皇帝に会ったことでもう潰えている。
王小石が生きていたと知った時から、自分の敗北はわかってたはずなのに、どこまでも思い切りの悪い「悪いのは僕じゃない」の白愁飛。最後の最後まで自分一人でカタをつけられないまま最期を迎えました。
対照的だったのは生きてはいたけどの蘇夢枕、見事な最期を迎えました。
さて、蔡京の罷免の言質を皇帝からとったものの、そんなものいつまでも続かないと皇帝自身があきらめ顔。
二人の義兄弟を送った王小石は一人去って行くことを決意・・・実は蔡京暗殺を決行。仲間たちに迎えられて、共に馬で去って行きました。
え?蔡京、殺しちゃっていいの?とか思いますが、ドラマとしてはすっきりエンディングになりました。
このドラマに繊細な人間描写とかを求めていたわけではないし、その辺がおおざっぱでも勢いのある武侠ドラマが見たかったんで、まあ満足。
ただ、それでもやっぱりキャラの扱い方には不満が残る。今回視聴分でも、キャラとしての雷純は蘇夢枕の、温柔は王小石の付属品的扱いになってしまってるというといいすぎ?二人ともそれぞれ個人としても江湖を渡っていけるキャラなのに、残念です。
同時に配信されてたのが「夢華録」というのは、このドラマの評価的に絶対タイミングまずかった。ドラマの性格は全く違うけど、微妙にどちらも宋代、あんまり値打ちはないけどやっぱりキーポイントで出てくる皇帝、何より男主2が闇落ちして復讐に走るとか・・・週の前半、後半でわりにきちんきちんと交代に見てたせいでついいろいろ比較してしまいました。
いろいろあったけど、総体としてはドラマを楽しんで見られたとは思います。
ストレートに武侠ドラマっていうのも久しぶりだったし、アクションシーンも悪くなかった。主人公の少年が江湖で出会う種々雑多な人たちにもまれながら大侠へと成長していくという話は武侠ストーリの王道ですものね。主人公グループより脇の方にのキャラの立ってるメンバーが多いのもお約束。美爺成分がもう少し濃かったら文句はないw
「四大名捕」や「逆水寒」を見てたので得した部分もあるかな?知らないで見たら、諸葛正我って誰?とか何で最後に戚少商が?となるんだろうなと思う。
あのサンシン的なものを弾いていた老人は誰だった?とか温柔は洛陽王の娘っていうけど?とかいろいろ本筋とは違うところの説明不足感というか違和感があるのも事実。
これから「夢華録」の残りを見るとまた違ってくるかもしれない。それで、こっち先に見たのですが・・・はたして?
演员表
曾舜晞 飾 王小石
杨超越 飾 温柔
刘宇宁 飾 白愁飞
陈楚河 飾 苏梦枕
孟子义 飾 雷纯
孙祖君 飾 方应看
曾一萱 飾 朱小腰
罗嘉良 飾 蔡相
邵 峰 飾 雷损
杨 彤 飾 狄飞惊
于 滨 飾 杨无邪
吕 行 飾 傅宗书
范 桢 飾 雷媚
郑晓宁 飾 苏遮幕
尹铸胜 飾 花无错
王 冠 飾 关七
张定涵 飾 柳伶心
陈之辉 飾 元十三限
任洛敏 飾 沃夫子
朱薇薇 飾 茶花婆婆
侯桐江 飾 说书人
何明翰 飾 戚少商
出品人 孙忠怀
制作人 方芳、刘苗苗
监 制 韩志杰
原 著 温瑞安
导 演 李木戈
编 剧 霜城
美术设计 赵海
动作指导 韩磊
造型设计 钟佳妮
服装设计 胡尧
视觉特效 陈子弢