江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

夢華録 その5

27~32集

 

 山あり谷ありとはいえ、おおむねいろいろ順調にやってきた趙盼儿たちの商売と趙盼儿と顧千帆の恋愛に大波が襲ってきた今回視聴分。

 ストーリ展開の強弱、緩急などのバランス、切り替えがほんとうにうまくて、一気に見てしまいました。
 
 もう大結局までも見られるようになってますが、とりあえずここまでで一区切り。いや、続けてみたいんですよ、でも見るとなくなってしまいますからね~我慢💦実は最後のひと切れ残しておくタイプw

 酒楼の開業のために金策に奔走する趙盼儿、もともとは不足する資金は顧千帆の援助を当てにしていたわけですが・・・
 顧千帆は皇城司のトップに昇進、公的に忙しくなって会える時間もない。というのは表向き、趙盼儿の父親の事件の真相を知って、彼女に合わせる顔がなくなったというところ。そこへ大けがまでして人事不省。そんなことを知らない趙盼儿は欧陽旭に続いて顧千帆にも裏切られたと絶望。でも、商売の手を緩めることはない。

 

 宋引章はやはり沈如琢に騙されていた。ブチ切れた彼女はしっかり復讐した上で、趙盼儿と孫三娘のところに戻ってくる。

 

 孫三娘と杜長風は結婚の約束をするまでに急激に距離が縮まりました。

 

 ところが商売の方では、金策がうまくいかない趙盼儿は目の敵にされている池衙内にまで金を借りようとするが、さんざん侮辱されて、決裂。

 

 切羽詰まったそんなところに嵐が来て、彼女たちの店半遮面も町全体も大きな被害を受ける。

 町のために配下たちと泥まみれになって働く池衙内、彼に災害の責任を負わそうとした役人をへこました趙盼儿に感激した池衙内はすっかり彼女のとりこ。酒楼をやるなら店もスタッフも費用も全部出してやるといきなりの富豪金主出現。唐突に「白化」する池衙内をすっと飲み込ませてしまうのは、さすが代旭w

 ここまでに普通なら顧千帆が颯爽と出現して、趙盼儿の危機を救うのではないかと思う場面でも顧千帆は出てこない。その代わりにこれまでコメディキャラだった杜長風や嫌がらせキャラでコメディ担当だった池衙内が彼女たちの危機に手を差し伸べてきます。それでも、彼女たちを救うのは彼女たち自身です。

 これから酒楼のオープンに向けて準備に忙しい趙盼儿と仲間たち、やっと意識を取り戻した顧千帆の方はあれやこれや頭の痛いことばかりで固まっている。

 

 そんな中、動き出したのが欧陽旭。彼は手元に戻ってきた夜宴図に隠された秘密に気付き、これを持って斉牧に接近、朝廷への復帰を果たします。彼は趙盼儿や顧千帆、高家への復讐の念に燃え上がってます。

 

 すっかり黒化した欧陽旭ですが、ここまでに静かに狂気をはらんで黒化していく彼を演じている中の人徐海喬がうまい。

 比べたくはないけど、同時に視聴している「説英雄誰是英雄」の白愁飛の黒化に比べると演員のうまさ、脚本の周到な組み立てが際立ってます。徐海喬は「酔玲瓏」の黒化した元湛が悪くなかったので、今回も楽しみにしていたんですが、期待は裏切られなかった感じです。

 

 コメディパートを担ってきて、違う意味でもキャラの重みが増してきた池衙内の代旭、杜長風の張暁謙の二人もいい味を出してます。

 

 

 残りの展開が楽しみです。何しろラスボス候補が多くてw