1~8集
天下覇唱原作の盗墓物と聞いたら、見ないわけにはいきません。
ということで、他のドラマ横に放り出して8集分見ました。
天下覇唱原作のドラマというと「鬼吹灯」のシリーズ、「河神」2作、「天坑鷹猎」を見ています。どれも独特の世界観を展開し、なにやら不気味で怪しげな雰囲気の中詳しい説明は後回しにドラマが展開していきます。彼の作品のドラマ化もいろいろもめたようですが、これは本人が脚本にも関わっているので、魔改造の心配はなさそうだと現地ファンが言ってました。
私は俳優より原作者の方が見るきっかけになることが多いのです。金庸ドラマから始まった武侠迷なので、どうしてもそうなっちゃうんです。でも、これで痛い目にあうこともたびたび・・・金庸原作と言ってるのに、魔改造の結果「金庸先生に謝れ!」というようなのもたくさん。
今回の不安は実は主演の許凱だったんです。彼がどうというのではなく、ここのところ彼の出演作がことごとく私の趣味でなかったんで、またそうだと嫌だな~と。今回はそこは余計な心配だったようです。
ドラマはその許凱の演じる丁雲斎が父からの知らせで留学先のイギリスから上海へと戻ってきたところから始まります。
彼の父丁遠山は五門と呼ばれる集団の頭「天官」であったが、姿を消してしまった。警察からは墓泥棒だと追われ、五門の周裘海からは五門の叛徒であると追われている。
上海に戻ったとたんに父が消えた謎を追うことになった丁雲斎。彼自身は、母よりも五門を大事にした父や五門のやり方に反発、五門に入ることもないし、まして父の後を継いで天官になる気はないと宣言。
それでも、父の行方を捜し、濡れ衣を晴らそうと動き出す。
どっとたくさんの人物が登場してきますが、キャラ立ってるので、そこはあまり気にならない。ただ、多くのキャラの背景が詳しい説明がないままに話が進んでいくので、全体像がつかめないままに失踪した父を巡る謎に振り回されている主人公同様に視聴者も霧の中で話を追いかけてる感じになります。
丁雲斎はそれとは知らずに周裘海の弟子無双に、龍骨を預け、結婚の申し込みをしたことになってしまう。焦る丁雲斎だが、結構うまくいっている二人のチームワークです。
周裘海も敵対しているのか味方しているのかだんだん曖昧になってきたし、警察を率いる駱雲松は丁遠山を家族の仇と恨み、彼を捕らえるために息子の雲斎を追いまわしてるが彼も妹の楚風鈴に引きずられる形で丁雲斎たちと関わりを深めていく。
どうも誰が敵で誰が味方なのかも霧の中のようですw
楚風鈴のバックにいる「夫人」って誰?とか、これから説明されるんでしょう。たぶんw
配役は許凱のほか、無双に「王牌部隊」の鐘楚曦。駱雲松に「慶余年」の滕梓荆の王陽、駱九天にいろんな映画やドラマに出ている包貝尔、周裘海に那年花開月正圓で呉家の当主を演じた張晨光、丁遠山には高曙光@慶余年の范閑父とここまでだけでもいい面構えのおじ様たちが勢ぞろい。それを楽しんでるだけでもよさそうです。
8集まで見たところでは、アクションシーンも適度に入ってるし、ミステリ部分も一筋縄ではいきそうにもないし、しつこい恋愛シーンもないし、かなり私好み。
ただ、不安要素その2だったのが、製作スタッフが「黄金瞳」と同じなんだそうで・・・途中で失速しないかとこっちはまだ不安が払しょくできません。大丈夫だと信じたい。
で、いつ、墓の中に入ってくんでしょうね~