江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

星漢燦爛 その4 月昇滄海 その1

星漢燦爛25~30集

もしくは星漢燦爛25~27集(大結局)と月昇滄海1~3集

もしくは「星漢燦爛・月昇滄海」25~30集w

 

 全く音沙汰のなかった星漢燦爛第2季ですが、しれっと星漢燦爛28集ということで27集と同時に配信。中身は全くの28集でどこにも切れ目は見当たりませんが、タイトルだけは月昇滄海第1集となっています。「長いドラマ作るな」、「じゃ半分に分けます」ってのの形骸化も極まった感じですねw

 

 それでも一応27集には程少商が凌不疑との結婚を決意するという場面でこれまでを振り返る場面、28集こと月昇滄海第1集には「これまでのお話」が申し訳程度についていて、一応は区切りを意識してるのかと苦笑してしまいました。

 

 しかし、こういうことされるとブログのタイトル決めるのには困惑するので、迷惑なんですよね~

 

 と言って、2つに分けて合計80集とか聞いただけで、視聴意欲がめげるのも事実なんですよね💦

 

 ま、ともかく・・・

 程少商は、結婚すれば対等の関係ではなくなるともやもやして、凌不疑の結婚に踏み切れない。凌不疑は、一緒になれば自分の権勢は君のものと言って程少商のもやもやがわからない。皇帝にも許された婚約者の家だと程家にやってきては、あれこれ自分の流儀を押し付ける。彼の親切が程家には迷惑だというのもわからない。このあたりの二人の意識の行き違いは現代的価値観においてもありがち。

 結婚を控え、皇后の下で宮廷の礼儀や教養を見つけることになった程少商。ドラマの舞台に後宮場面が増えました。と言っても、ドラマ全体に後宮ドラマを皮肉っているように思える展開があるのはこのドラマの特色でしょうか。

 ただ、同じように後宮ドラマのパロディの感がある「我叫劉金鳳」よりずっと嫌味がないように思います。好みの問題ではあるんですが、どうにも「我叫劉金鳳」の猥雑な感じが視聴意欲につながらないのです。もっともこちらにはパロディをしかけてる意図はないのかもしれません。

 

 初めの方では言いたい放題やっていた程少商がちょっと世間に折り合って、戦線を縮小させた感があるのは残念です。その分、夫になると決まって舞い上がってる凌不疑が行きすぎなほどのスパダリぶりを発揮。彼女の危機にはもれなく駆け付け、相手が皇帝の親族だろうとなんだろうとビシバシ食って掛かっては言い負かしてます。モテすぎる男主という設定は珍しくないですが、面と向かって「お前なんか嫌いだ!」と言い放つというのは結構珍しくないですかね?特に、宮廷ドラマだと、公主から迫られて好きな女主をあきらめるだのなんだのという展開をよく見ますが、その辺すっきりとはねつけてます。
 
 こういう後宮ドラマによく見るひたすら耐えるだけの主人公たち的な展開をひっくり返した感じは悪くないです。

 それにいかにも根性の悪い公主やら意地の悪い皇帝の親戚やらが出てきても、それに負けない女たちがそろっていて、女たちの戦いもうじうじしていません。

 そこらは私好みw

 

 しかし、この洛陽王妃の中の人が琅琊榜の言皇后とは全然わからんかった。

 曹常侍が妟大夫なのはすぐわかったw

 

 贋金を作って儲けるとかあいつから目を離すなとか、おもしろそうな話もちらちらと出てきているんですが、これまでの経験から言うと、そっちがメインになるという期待はしない方がよさそうです。

 

 今のところ絶好調の二人ですが、まだ25集分も話があるんで、これからいろいろ大波が襲ってきそうですね~