江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

一念関山 その5

27~34集

 

 今回の更新分なんですけど・・・もう超前で大結局まで出てしまいました。
 私としては、来週大結局という心づもり半分、どうせ超前来るに決まってるからな~という気分半分でしたけど、やっぱり出ましたなw

 それはともかくとして・・・予定通りの34集までの感想文。画像以下、立ち入りご用心でお願いします。

 

 

 今回もドキドキハラハラして8集分をしっかり楽しみました。なんだかんだと言って、私の苦手な恋愛ものとか後宮劇要素もきっちり取り込まれているのに、それが嫌にならない脚本の絶妙さ。

 

 任如意が朱衣衛の左使任辛として、亡き昭節皇后の仇を討ち、併せて薬で縛り付けられ権力者の手先とされ、次々死ぬのが当たり前の日陰の存在朱衣衛をそのくびきから解き放ち、自由を与えたいと指揮使鄧恢との戦いに臨む。

 寧遠舟たちは梧帝救出に向けての作戦を実行に移す。

 この二つの動きは、計画通りに行っても行かなくてもスリルいっぱい。視聴者としては先行きが読めるようで、見事に裏切られたりして楽しいことこの上ないです。

 

 大結局まであと6集となってきて、それぞれのキャラの行く末が気にもなってきています。もともと20歳を越えられないと言われている元禄だけでなく、この梧帝奪還の任務を命じられたときに宰相から10日ごとに解毒薬を飲まないとだめという毒を飲まされている寧遠舟がどうなるのかが気になります。
 
 姿を消した梧帝、次々殺害された昭節皇后を死に追い込んだ人物たちと事件が続き、安帝は烈火のごとく怒り、正気を失っていきます。八つ当たり的に朱衣衛を適当に選んで殺せと命じるなど、臣下たちをどんどん離反させています。

 そんな安帝の喉元に剣を突き付け、臣下たちが集まる中で朱衣衛の解放と自らの悪事を認めさせようとした任如意。一方では梧帝が監禁されていた搭に六道堂が攻め込み、あちこちで火が上がるとか安都に混乱が広がります。

 

 とにかく今回視聴分は緊迫した闘いの場面が盛りだくさん。「天下第一刺客」任如意の闘い、全くそれとは種類の違うチームプレーといろんな道具を利用した六道堂の闘い、剣を持たせれば相当な使い手の李同光に「え?わりに剣が使えるじゃないの?」の梧帝とか、凝った構成の殺陣やアクションから目が離せません。
 それでも、于十三と初月のエピソードとか、六道堂のメンバーのやりとりに笑いを誘われていくのはこのドラマの特徴ですね。

 

 話はずれますが、そんなに緊張感の高まってきたストーリ展開の中、一番不安を覚えたのが任如意が鄧恢と一騎打ちをする場面のロケ地が「雲之羽」のラストシーンのあそこと同じだったことでして・・・あの終わり方のトラウマはまだ続く。

 ま、杞憂でしたので、一安心しました。

 

 私は、長慶侯李同光が帝位簒奪、そうでなくても安国実権の掌握を狙ってるとは予想していたのですが、ここへきて思わぬ人物がそこに名乗りを上げます。

 それが、梧帝たちの安都脱出の際に、杜長史達を逃がして一人宿舎に残った楊盈。安帝の前に引き出された彼女は思い切った手段に打って出ます。礼王が公主だということは最高機密だったわけですが、彼女は自ら正体を現し、梧国の公主を妃に欲しかったんだろうとせまります。皇帝の妃でも、太子の妃でも将来の安国は自分の手に入る。梧帝が無事帰国したとしても、自分は元通り冷宮に閉じ込められ、知らぬ男を駙馬にしてつまらぬ人生を送るだけ。今回の旅ですっかり生まれ変わった彼女はそんな人生はまっぴらだと救出に来た寧遠舟たちに別れを告げます。
 やっぱりこのドラマ、楊盈の主役感がものすごいです。

 しかし、皇帝の妹なら公主でなくて、長公主じゃないのかと、今ふと気が付いた。ん?

 

 もう一人、前回視聴分から厨二むき出しの李同光。長慶侯として登場してきて初月に冷たく当たる彼、「師父~」とせまる時の彼とまるで違う顔なのが楽しい。寧遠舟には嫉妬心剥きだしていますが、任如意にぴしゃっとやられるとキャンキャンって感じなのがなんともかわいい。とうとう寧遠舟にまで、「しつけ」られてしまいましたなw
 こちらは主役とまでは言わないまでも、登場してくるのが楽しみでなりません。

 


 任如意の手で長男たちを殺害された安帝は、一度は追放した次男を太子にしようと都に呼び戻そうとします。ところがその次男は、自分にはもう望みはないと天門関を開き北磐を中原に引き入れる手引きをしてしまいます。

 これからどうなる?という中原の危機です。安国も梧国もない中原の危機。安都には李同光や初月はもちろん、楊盈がとどまっています。任如意と寧遠舟は共に負傷するなどし安国から脱出したところ。

 

 一方で、やっと自分の至らなさに気づいた梧帝を守ってひたすら梧都を目指す于十三たちですが、こちらでも予想外の事態が発生して・・・というところで34集終了。う~確かにここで来週まで待つのは厳しいな~

 

 見たいけど、見ると終わっちゃうんですよ~それが何とも哀しいし、やっぱり見たいし~他にこれと言ってみたいドラマがあれば別なんですけどね~と、結局そこに戻ってくるのでした😓