江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

包青天がいっぱい

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少年包青天Ⅲ その2


PPSで少年包青天Ⅲを楽しんでいるところですが、よく見るともう一つ包青天を配信してるので、のぞいてみました。
「凌雲壮志包青天」 ありゃーーー、こっちも見たことある俳優さんがいっぱい。
包青天は王学兵(電視版七剣下天山の楊雲'492;の人、あんまイメージが違うんでしばらく気が付かなかった)、展昭は李宗翰(林志頴の柳三変で太子をやってた人、こっちもあんまりイメージが違うんで・・・以下同文)、それに范冰冰がレギュラーで出てる。こっちは旅をしながら行く先々で事件を解決していく謎解き中心みたいなんだけど、范冰冰は遼国の公主で命を狙われているらしいから、別の話もありそう。
他にも、七剣の志邦やってる張博とか明慧の李小冉(新浪のHPにある陳好の役、陳好は出てない)とかも出てるし、これはこれでおもしろい。
と、いうことろで王晶製作総指揮で劉徳華主演の「剣客之恋」というにぎやかそうな映画を借りてきたら、これも包青天だった。
こっちは、香港映画でよく見かける俳優さんがいっぱい。
で、包青天は黄秋生、展昭が劉徳華
包青天ものっていうのは、包青天こと包拯と展昭、公孫策の三人の若いころを扱った話と、本来の神判包拯と彼の仲間と言うか部下たちの悪人退治のお裁きもの、展昭を中心にした江湖が舞台の話とかいくつか流れがあるようですね。19世紀にできた三侠五義というお話がベースらしい。ということは、金庸とか古龍とかの現代の作家よりもっとなんでもありな脚色ができるわけです。
だから、三つとも全然違う話。
基本的に、包青天は色黒、額の三日月(傷ではないようです)、にこりともしない厳格な法の番人ってのがトレードマークらしい。それと剣の達人の展昭、博覧強記の儒学者孫策のトリオ。ここらへんは共通してる。公孫策の影が薄いのも共通。
とはいえ、その辺の基礎知識がなくても楽しめるのがうれしい。
剣客之恋は原題「老鼠愛上猫」、鼠のほうが張柏芝演じる錦毛鼠こと白玉堂で、猫が展昭なわけです。皇帝が張達明、展超の婚約者が李冰冰。どういうわけなのか、これにも呉越がけったいな役で出てくる。悪徳大臣のバカ息子というエンチンでいうとヤナイみたいな役。アクションシーンがあるわけでもなく、なんで呉越なのって感じ。なんにも目立つアクセントもないし、総計5分くらいしか出てないのにタイトルクレジットは6番目で主役クラスの扱いで出てる。なんで?ともあれ、これはこれで愉快な方の王晶作品で楽しめました。

ところで、今 CSで英雄やってます。何気にながしてるんですけど、これおもしろいですか?アクションシーンは悪くなし、映像はきれいなんだろうけどなんか楽しめない。チャン イーモウとは相性悪いのかなあ。この人の作品って江湖な顔してるけど、なんか江湖じゃないって感じがいつも付きまとうんです。好みの問題かなあ。