江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

南少林三十六房

「南少林」続編


イメージ 1呉京の「南少林」の微妙にずれてる続編です。
演員も主役の方世玉の呉京、蕹正帝の張鉄林、四皇子の弘歴で即位して乾隆帝の李楠、趙大宏の張成暁勇の四人は、登場人物も俳優もそのまま。もっとも、あんた死んじゃいなかったっけ、大宏くんってのはあったけど。
女盗賊の卓霊は俳優が変わっても、同じ役。
前作で、弘歴と皇太子の地位を争って敗れた三皇子を演じていた淳于珊珊が、今度は少林寺の僧雲明をやってる。
前作では、けっこう重苦しい話に、わんぱくで快活な方世玉が、南少林寺の将来を託されて、「復興するぞ」と終わったわけです。
今回は、復興したというか、壊されていなかった?南少林寺で修行にはげむ方世玉と二年半ぶりという弘歴との再会、呂四娘との出会いから始まる。呂四娘が父の敵と蕹正帝を殺そうとする話、南少林寺の方丈の跡目争いに三十六房の住職争い、呂四娘との恋、彼女の出生の秘密、南少林寺に隠された財宝さがし、倭寇との戦い・・・とまあ、いつものようにダイジェスト版なんで、矢継ぎ早に話はすすむ。
途中で、呂四娘が蕹正帝暗殺に成功?したせいで、方世玉と乾隆帝が対立するようになって・・・と思ったら、円満解決。
方世玉と呂四娘の二人は、南少林寺を離れ、旅立っていくのでした…
というお話。
前作を引き継いではいるものの、なんか微妙にずれてる。
途中で、乾隆帝が「昔のおまえは愉快で大胆だった、今のおまえは慎重で老成して、まるで別人だ。」みたいなセリフを言ってるけど、まあ、その通りです。
どうしてあんた出家してないの?という感じのキャラクタ。
前作とは逆にキャラは重いのに、話は軽め。
南少林寺三十六房」という題名には、あんまり意味ないような気がする。はじめに、倭寇のスパイの雲明と住職争いをするくらい。けどなあ、在家の弟子が、住職になれるもんなんでしょうか?

さてと、これで、見かけてるのが一つ減ったっと。