江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

喬振宇版書剣恩仇録 その5

5~6集 めまいしてきた

 何を考えているか今一つわからない于万亭こと康煕帝の9番目の皇子で乾隆には叔父にあたる允禟、とにかくこいつが企む企む・・・て前回のレビューでもおんなじこと書いたような気がするw
 
 西域の部族と朝廷軍をぶつからせようと画策。
 そのために霍青桐の一族は部族の命運を握る七族盟書を奪われ、それを取り返さなければならないことになる。当然、陳家洛もお手伝いに。
 
 鄭王の息子の仇うちのため西域への出兵を強要する皇太后たちに対しては、きちんと筋を通そうとする乾隆ですが、いかにも立場が弱い。妻である皇后は皇太后の手先、お気に入りの福康安は能天気なぼんぼんその二。これじゃ立場を強化するまでには果てしない道のりが予想されます。

 
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 このぼんぼんその2の福康安、調子こいて「公主を嫁さんにください」と言ってますが、皇后でなくても、それだけはやっぱりだめでしょうなあ。「雪山飛孤」クリアした人は、あのずっこけ人物紹介字幕見たから、納得してることでしょう。知らぬは福康安ばかりw
 
 自分の権力を強くしたいとあがいている皇帝乾隆のところに、またも現れた于万亭は名誉回復と全軍の指揮権を求め、乾隆出生の秘密を明かす。
 巻き込まれた文泰來こそいい迷惑です。
 
 って、この乾隆帝は実は海寧の陳世官の息子って設定、あまりにも有名なんであっさり秘密を明かしてしまうんでしょうね。日本人視聴者的には、もう少しひっぱってもよさげですが。

 台湾の故宮博物館には、「乾隆帝って、海寧陳家の出身なんですか」って質問があまりに多いので、たいがいにしてよ~~という案内版があるって話聞いたことあります。
 
 巻き込まれたといえば、乾隆の秘密を守るために于万亭に利用されないように自死した陳家洛たちの母親、それに、ドラマでははっきりさせてなかった気もするけど皇太后に利用される前にと乾隆に死を強要された乳母の二人こそ、ほんと迷惑きわまりないです。
 
 しかし、同時進行で別の場所でいろんなことがいっぺん起こっている上に、その時間進行がずれているし、距離感がまったく感じられないんで、話が見えにくい。
 だいたい西域の霍青桐たちの部族、永楽堡、それに都の北京、少林寺等々が、まるで新幹線で出張するような感じになっちゃってるもんなあ。于万亭の動線考えると、めまいがするわw
 
 とにかく、先週分のレビューやっつけ仕事で終了。
 「少林武王」見る!
 
 テンポのいいエンターテインメントでサクサク見られる~流星胡蝶剣は後回しね。