江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

東周列国 春秋編 その2

東周列国春秋編4~6枚目


ひとつ前の書き込みでDVD1枚勘違い。3枚まで見てました…
ちょうど、この部分は晋の文公重耳の話を扱ってます。
それに前後して百里奚とか秦の穆公の話、文公の後の晋の混乱なんかも入っての10~18集。
まあ、陰謀やら肉親同士の殺しあいやら、戦闘やら・・・エライ勢いでこい話がおじさんとじいさま満載で進んできました。
このドラマが印象に残るのは、ディテールというか細部のちょっとした演出にこだわりを感じるからかも。例えば、一家皆殺しという壮絶な場面、血みどろのシーン。死体を確かめて首実験をしている男たちが、歩きにくそうに血だまりをよけていたり、血のにおいに鼻を押さえたりしてる。
イメージ 1重耳の妻の一人斉姜の役で将勤勤が出てきたけど、登場シーンわずか3つでまあ賑やかし程度。
それに比べて、屠岸賈って奸臣を思いっきり憎たらしくやってたのは、「天龍八部」で鐘万仇をやってた魏宗万。こっちは大活躍。

この東周列国春秋編、中国ドラマにしては珍しく同時録音なんだよって教えてもらってたんですが、見るこっちも「珍しい」なら作ったほうも「珍しかった」らしく、音量の調節がめちゃくちゃ。最初のほうは、話声も聞き取れないくらいでっかいBGMがひっきりなしにかかってた。さすがにここらくらいまで来るとちょっとなれたらしく、BGMは控えめになったけど。
それでも、衣擦れの音とか歩く音、馬の足音なんかが大きな音で入ってくるのが、やっぱりバランス悪い。よくいや、臨場感を高めているってことでしょうか。大きな戦旗がずらっと並んで、強風にあおられている場面なんか、そのはためく音がいいBGMになってた。

さて、この次は楚の庄王です・・・

最近、武侠から、功夫ものを経て、歴史ドラマに見る対象が広がってきてるんですが、どうも不思議なのが「晋がない」ことです。
春秋時代の「晋」はもちろんよく見かけるんですが、三国志の次の司馬炎が立てた「晋」を舞台にしたドラマって見たことないんですけど…唐とか宋とか古い時代もいくらでも舞台になってるのに、どうして?地味なんでしょうか?