江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

趙氏孤児案 その1

趙氏孤児案 1~10集

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 伝統的タイトルは趙氏孤児なんですが、ドラマでは趙氏孤児案となってるんでドラマに合わせました。

 このドラマ、しっかりしたつくりの「良心的」作品ということで、しばらく前から聞いていたんですが、あちこちからおもしろいで~と薦めてもらって、ようやく見始めました。

 話の筋立ては「趙氏孤児」というもとになる話があるし、映画も日本でも出たんで、今更ネタバレも何もないですね。

 正直言うとこの手の「自分の子を犠牲にして、主君の子を救う」的な話は、好みじゃない。歌舞伎の寺子屋とか先代萩とかも、形式美の世界と分かっていても、なんでこの子が犠牲にならにゃならんのだ?といらいらする。
そういう自分ですから、この趙氏孤児もスタート時点をクリアするのが大変だろうなあと思ってたら、10集見てもスタート時点がまだ来ない。

 春秋時代の晋国が舞台。猜疑心が強く小心者の国王のもと、その姉の夫で人格者の趙朔、奸臣屠岸賈が対立。屠岸賈はあの手この手で趙朔を排除しようとしている。そんなところに巻き込まれたのが、医者の程嬰なのですが、この程嬰、ただの医者にしては、頭切れすぎのなんでも出来過ぎ。

 彼が晋の都にやってきて以来、趙朔を屠岸賈と国王から救おうと八面六臂の大活躍。屠岸賈も逆に程嬰を利用しようとして、今や晋の将来を左右する影のキーパーソンになっていますなあ。

 あんまり、なんでも知ってて、何でもできるんで、最近流行のタイムスリップものを見てるんじゃなかったけと勘違いしかけるくらい。

 ドラマでは、程嬰と趙朔だけでなく、屠岸賈の夫人も妊娠中ということです。
 三人の夫人とも、まだお腹が目立つまで行ってないんで、まだまだ趙朔を何とか助けようとする程嬰と殺してしまおうと図る屠岸賈の知恵比べが続きそうです。ところが、この趙朔、とんでもない石頭で自分から助かろうという気がない。守りがいがないというか、だから守ってあげたくなるというか・・・

 この調子で45集、程嬰@呉秋波と屠岸賈@孫淳のおじさん同士の知恵比べというか神経戦が続くわけだと納得したところです。

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 画面的にはあんまり目に優しいイケメンも美女も出てないというか、そういうキャスティングされてないんで、地味です。
 だいたい呉秋波は古装より、素の方がイケおじ・・・

 バランスとるために、派手な芈月伝も見始めましたが、こっちも女同士のいやがらせの神経戦。いやあ、まいったw