江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

詠春 その3

第28~40集


ネタばれスレスレですので、気になる向きはスルーしてください。

イメージ 1舞台は香港から再び佛山にもどる。助けてくれた恩人父娘まで殺して大魔頭に変身した高明が佛山で悪の限りを尽くし、梁親子もそのターゲットに・・・
発表されている画像から察するに父親を悪人に殺され、ずっと父親に反発してきた謝霆鋒演じる梁壁が奮起、詠春拳を修め、父の仇を討つ・・・という話だと思ってたわけです。ま、当たってましたけど、まだその先があった・・・
結局、主人公たちが窮地に追い込まれても行きつくとこまではいかないという「リアル・カンフー」以来のパタンはここでも不滅でした。
この話、死んだと思った人間が「あ、生きてたのか」という話を4人分くりかえす。それに基本的に悪人はいないというか、みんな改心するとか見かけと違って実はいい人。いくらなんでもご都合主義すぎるんだけど、まあ目くじら立てる人は見ないほうがいい。見終わって重たいものは何にも残らない。ああ、おもしろかったと素直に楽しめばいいお話でした。
けどなあ、私が息子なら父親があんなことしたら、絶対にブチ切れるけど・・・いいのかねえ、あれで。

「父の仇打ち」の対決にも迫力はあったけど、それまでの練習のほうが迫力十分で見ごたえがあった。ラストの「爆発を防げ!」場面で、ほんとに手で火を消しまくるんだもんなあ、中華明星はほんとうにたいへんですわ。

この電視劇、おととしの夏に上海に行った時、空港の売店のおねえさんに「中国人、みんな、これ好きね」と勧められて、買ってきたままになってたんですけど、確かにだれでも楽しめるドラマ作りでした。でもこのとき買ってきたDVD、まだ全部見てないのよねえ。いつになったら、見ることやら。課題山積ですわ。

イメージ 2小饅頭の髪の毛はいったいどうなってんだとか、突っ込みどころもまだまだいっぱい。
謝霆鋒も、痩せこけてた「浣花洗剣録」と違って、本領を発揮してやんちゃな悪ガキをのびのびとやってました。福々しい計春華とならんで、一人で楽しんでました。