江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

蓋世豪侠 その1

続・若いころの香港明星w


イメージ 1 周星馳と呉請宇と呉孟達が主演の香港製武侠電視劇という知識だけで見始めた1989年TVB製作のドラマです。それにしては85年の「武林世家」より古臭い気がするが・・・
 冒頭、「これまでの因縁」部分、呉孟達がいきなり二役で登場。ひげもじゃともう一方は「東方不敗」!!
 入浴シーンは明らかに女性だったのに、風呂から出てきた「宮主」が化粧した呉孟達!!
 邪道な武芸j玉女神効を身につけ「男不男女不女」となりはてた古艶陽、その兄を倒そうと秘伝書を盗もうとして失敗、崖から飛び降りた(絶対生きてるぞ)古峰(この二人が呉孟達)、古峰の弟弟子で彼を死に追いやってしまった段海(隆江)というのが、親世代。
 古峰の忘れ形見で、段海がわが子として育てたのが呉請宇の段玉楼でまじめに武芸にも学問にもたけている。段海の実子段飛が周星馳で、こっちはいつものシンチーキャラ・・・いい加減、遊び好き、怠け者
 それに、絡んでくるのが古艶陽が送り込んできたスパイの女、古艶陽のもとの妻子なんかですが、残念、私の知ってる女優さんはいない感じ。

 いろんな武侠劇のパロディとかどっかからのパクリがいっぱいで元ネタ探すのが楽しい。でも、古龍の作品にあんまり詳しくないのがつらいとこです。絶代双驕、笑傲江湖は確実。後は、どうもこれもどっかで見たぞ、来たぞという感じのがいっぱいなんだけど、これだ!といいきれないのが情けないところ。
イメージ 2


 で、休み休み見ていたのがやっと半分まで来ました。
 正直広東語の科白はつらい。わからないことじゃ北京語もいっしょだけど、それでもよそ見してても聞き取れる言葉もないわけじゃない。それが広東語だと、じぃっと字幕見てないとまるでわからんから、一度に続けて見ると疲れちゃって・・・・

 その半分、呉請宇の段玉楼は自分が(やっぱり生きてた)古峰の息子と知ってはじけてしまい、邪悪な武芸を身につけ、窮蒼派の掌門の地位を奪い取る。不男不女となり果てた古艶陽は邪派の掌門となって、武林制覇を狙う。周星馳の段飛は息子に拒絶された古峰とともに窮蒼派を捨て、大理に行って、なぜか居酒屋を開く。と、大理国の皇帝は武芸マニアで国の乗っ取りを企てる奸臣のたくらみにのって、玉女神効を極めようとしている。皇帝が不男不女になっては大変と焦る大臣たちに窮蒼派の秘伝を皇帝に教えてやってくれと頼まれる古峰と段飛。
 そこへ、彼と結婚したがっている古艶陽の男だった時の娘とかが絡んで段飛をめぐる三角関係も完成。

なにやら、にぎやかな話で、周星馳もつるんと若くていきがいい・・・
けど、なんか今一つ乗り切れないまま、後半突入です。
実際、見始めたのは「武林世家」よりずっと早かったんだけどなあ。
ひどく安っぽく大げさな衣装のせいかねえ?