江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

新・酔拳

張家輝版酔拳


イメージ 1 ニック・チョンこと張家輝とアニタ・ユンこと袁詠儀が主演の電視劇30集。
 天龍八部と同じころの作品・・・なんでわかるかというと悪役で出てる張衡平の髪の毛前線の撤退具合から、というのは冗談、2003年の作品です。
 しかし、このドラマ、清代が舞台というのはわかるんですが、いったい清のいつなのか、最後の最後まで分からなかった。
 というのも、最初の方で「黄飛鴻よりすごい酔拳の達人になってやる」なんて科白があったせい。どう見ても、それよりゃもっと前の時代なのに・・・と思ってたら、最後になって皇太子弘暦が登場。やっと、雍正・乾隆期の話とわかったのよねえ。
 なんでも、黄飛鴻だしゃいいってもんじゃないのに。
 行き詰るとすぐに義経を引っ張り出す昔のドサ周りの芝居みたいだ。

 ドラマの主題歌はジャッキー・チェンこと成龍のあの歌なんですが、それ以上の関係はなし。
 一応、主人公は酔拳の達人になっていくわけだけど、武芸に素人のわたしには練習の時はともかく実戦のときに主人公が使ってる拳法のどのへんが酔拳なのかいまいちわからんかったです・・・

 舞台は、天地会ももう昔の勢いをなくし、街中で朝廷軍ときったはったやってても町の人たちが「また、天地会と官軍がきりあってるよ」というような時代。
 20年前に清の皇子を暗殺した天地会の幹部2人と土壇場でそれに参加しなかった一人。この3人の子どもたちや暗殺された皇子の残された子どもなんかの世代が主人公。
 その一人が張家輝の小玉、父親は彼の生まれたことで暗殺に加わらず、天地会を抜ける。後の二人は、暗殺を成功させたものの追われる身となった。そのうちの一人が酔拳の名手聶三陽で演じるのがウ・マンタこと呉孟達、もう一人を演じるのが鹿鼎记の銭老本の李明。この二人がそろってるけど、二人ともずっと渋い顔でまじにおじさんやってました。
 父親を殺された皇子の役で出てくるのが。08射鵰英雄伝で完顔洪烈をやってた郭亮って紹介してもなあ、あんまり意味はなかろうw
 やめたっと。
 でも話はけっこう快調でそれなりにおもしろかったよ。
イメージ 2
 天地会も結局皇帝に壊滅させられるわけですが、その方法がなんと「ご褒美やるから、名乗り出なさい。そしたら、罪に問わないよ」で、みんな名乗りでちゃったというわけ。陳近南が聞いたら卒倒するね。
 まあ、反清復明と家庭とどっちが大事なのよ、というお話でもありました。
 そのラスボスにつかえる「鷹の爪」旱天雷って役で出てるのが、張衡平。かなり・・・な前頭部にとさかくっつけて、めいっぱい憎まれ役。でも、あれいいのかなあ?髪の毛にはよくはないと思うけどなあ。
 で、その画像探してて、見つけた。
 これ!!

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 どうやらオリンピックがらみのボディビルの大会らしい。
 魯長老って、こんな人だったんだ・・・絶句。