江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

鹿鼎記 その36

第43~44集 


 神龍島から通吃島へと移り、小寶と七人の妻たちの「キャンプ生活」の始まりです。

 あの一夜まで、韋小寶を嫌いこそすれなんの愛情もなかったはずの蘇筌と阿珂が小寶の子どもができてしまったことで「七个老婆」の仲間入り。
蘇筌が夫の洪安通を見限ったのは、もともと無理やり妻にされたからがという理由が一応説明されていますが。どうも小寶に乗り換えた方が自分の思うように男を操れると考えたのではなかろうか。それが、証拠に仕切る仕切る。これから先の小寶一家をリードしていくのは彼女ですなあ。
 余談ですが、この蘇筌を演じている胡可。林志頴が主演した「書剣情侠柳三変」では、三変の恋人の一人で悲劇の死を迎える楚楚を可憐に演じていました。
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 ついでに、このドラマでは、敵役九賢王を午馬が、しっかり者で最後まで三変についていく虫虫を連城訣のうっとおしい戚芳の何美鈿がやってました。と、むりやり話題をジミー・リンネタに持って行ってみました。けど、これもいっぱい嫁さんのいる男の話だったなあ(爆)
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 で、もう一人の阿珂。あれだけ小寶を嫌っていた彼女が、心変わりしたのには台湾鄭家で、さんざん嫁いびりに会ったという背景があるわけですが、その手の話大嫌いな人間としてはこういうカットは歓迎。でも、そのせいで、「おいおい、子どもができたらそれでオッケーかい」と勝手な男に都合のいい女が出来上がってしまいましたが。

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 朝廷から逃れていこうとした通吃島では、台湾鄭家と施琅の率いる朝廷軍が交戦。小寶は「師父、がんばれ!」と調子こいて応援してますが、自分たちの上司が急に裏切ったことについちゃ何の反応もない朝廷軍・・・まあ、下っ端はともかく施琅まで、無反応って、なんか変・・・驚くなり、怒るなりなんかあってもよかないですか?
 施琅を見逃した陳近南は鄭克爽(字が違うのは知ってるけど、見逃してね!)のだまし討ちにあって殺されてしまう。仇打ちを禁じられた小寶、もっと陰険なやり方で鄭克爽をいびり続けることになるのでしょう。
 しかし、あんな波打ち際に墓を作って、大潮にでもなったらなんもかんも流されてしまうにきまってるよなあ。いいのかい。

 裏切り者風際中には、その他大勢の天地会のめんめんを皆殺しにされて、いよいよ女たちとのキャンプ生活が開始。

 おいかけっこしたり、鳥を捕まえたり、楽しそうにやってますが・・・
 初めの賽ころで家事を分担を決めるとかってのは、科白がかわってる。もとの科白だと、家事の順じゃなくて、誰が小寶と寝るかという賭けだったはず。
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 それと、最後にちらっとうつった滝のシーン。そのあとに下の場面が続いていました。香港では放送されたこの場面、真夏の撮影開始のころ気持ち良さそうにとっておいて、後から真冬のプールで取り直しをしたっていわくつきのシーンだと思うんですが、そこまで苦労してもあっさりカットだったわけですねえ。まあ、あってもなくても本筋には関係のない場面なんでどうでもいいですが・・・
http://tieba.baidu.com/%C2%B9%B6%A6%BC%C7/shipin/plays/08%B0%E6%C2%B9%B6%A6%BC%C7%B1%BB%C9%BE%BB%F2%B8%C4%CC%A8%B4%CA%C6%AC%B6%CE/#videoId=3b332b326961d63cb30715b5
 どうも来週はずっと通吃島話というわけですなあ。
 すでに、皇帝は小寶が北京に戻れるよう気の毒な阿済赤に責任を押し付けてしまったようです。これで、皇帝が許してくれなかったらほんとに小寶は一生離れ島暮らし、お話もおしまいってことにw