江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

大唐游侠伝 その12

5~6集

 毒矢をうけた燕羽を連れて、飛虎山までやってきた摩勒、凌霜たち一行は、点穴の達人韓戦と芷芬親子と合流。山塞に食糧を運びこむ穴から潜り込む。
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 勝負に負けたら、飛虎山を明け渡せとやってきた王龍谷とその手下の精精児。それに精精児の師弟で軽功の達人空空児。
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 段圭璋vs空空児の「椅子から落ちた方が負け」対決は、笑傲江湖でも令孤冲vs田伯光がやってましたが、あれよりちょいと大がかりでした。ま、結末はいっしょ、まじめにやった方の負けw
 この空空児、なにもにもとらわれないという自由人。早速、王龍谷のたくらみをずっこけさせてしまいました。
 
 またしても失敗の王龍谷君、一度は引っ込んだものの、実は妹だった燕羽を使って、山寨に火を放たせ、砦から一同を追い払う。
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 逃げていく摩勒たちの前に立ちふさがったのは、「一応素顔の見えないことにしてね」の羊牧労。
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 羊牧労の手で、育ての父窦令侃を殺された摩勒は報仇を誓うが、「あんたの腕では無理」と凌霜らに止められる。
 逃げる彼らを王龍谷らが追ってくる・・・
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江湖の伝統にのっとり谷に落ちていった摩勒、洞窟に隠れる内傷をおった韓戦親子に、王龍谷にとらわれあれ~~という凌霜を連れ去る空空児。
 というところで、6集終わり。

 敵役には、やってもやっても失敗続きなんだけど、ボスにはなぜか勘弁してもらって「もう一回」させてもらう中間管理職な悪役公子に、その手下のけったいな武功の持ち主。
 その尻を叩くものすごく悪そ~~なバスに、ほんとに腕の立つ冷血無比な達人。
 そいつらの手伝いをしてるものの、ほんとは無関係な自由人。それに、兄の命令だから、手伝いはしたものの主人公に心を寄せる美女。

で 、こっちは腕は今一つ、思慮深さは今二つの生きのいい主人公。男装の美女に幼馴染の主人公には妹分。思慮深かったり、押しつけがまかったり、けたたましかったりとおじさんたち勢ぞろい。

 まさに、パタン通りの展開なんですよね~~
 でも、立て続けに登場する武打シーンに気分すっきり。
 このさい、主人公のおまぬけさにも、使い回しのセットにもBGMにも目をつぶって、威勢のいい立ち回りを楽しんでいます。