江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

陳浩民版西遊記 その3

24~32集 そろそろ飽きてきた・・・っと

 24~27集の4回分は、唐僧が観音からもらった袈裟をほしがる和尚と黒熊精の話。たしかもともとはもっと最初の方のエピソードだったはずです。この和尚、新しい浙版じゃ午馬がやってましたね。
 本当はその和尚から袈裟をふんだくるもっと悪い役だったはずの黒熊精がここでは和尚にだまされてうまく使われてるくそまじめに生半可に仏の教えとやらをふりかざすけなげな青年になってました。
 
 28~32集は、二郎神楊戩が桃山の下に押し込められた母親大仙女を助けようとする話なんですが・・・どっかで聞いたことがあるような。そうです、宝蓮灯ですなあ。おいっこの沈香の話だったのが、そっくり楊戩自身の話になってました。

 楊戩母子に同情した悟空たちが、力を貸したことで犬猿の仲だった二人も和解しました。
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 二郎神楊戩といえば御供の哮天犬、ここでも後ろにいますが・・・この「哮天犬」って文字を見るとあの楚留香をやってたF4の朱孝天が思い出されてならないのは私だけでしょうか?最近は、朱孝天という名前を見ても哮天犬が思い出されて・・・w
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 そういやこれには悟空の陳浩民も鉄胡花で出てましたっけ
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 同時進行で、悟空に退治された通臂猿猴の仇を討とうとする万妖国女王・・・つまりもとは幸福な王子とそのお使いの小鳥です・・・が、隙あらば唐僧一行を殺してやろうとする話。

 このドラマ、西遊記のストーリを限りもなく膨らまして進んでいきます。膨らましに使った元ネタも、宝蓮灯や他の伝説なんから、ゴッドギャンブラーなんかの香港映画にアニメーションと、わかるだけでもなんでもあり。
 それがもともとの西遊記よりおもしろくなっていれば文句はないんだけど、エピソードが長くなればなるほどしつこくなってしまってる。
 もう少し短くコンパクトにしてしまえば、もっとテンポもよくなったと思うんだけどねえ。
 
 ともあれ、後10集分か・・・
 新版三国、中文版を見ないうちに日本版出ちゃうよ。なんでこれに限ってこう早いんだ(涙)