江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

陳浩民版西遊記 その4

33~42集

 長かった~~
 別におもしろくないってわけじゃなかったんだけど、めちゃ忙しかったのと、さすがに浙版以来ぶっつづけに西遊記見てたら飽きが来てしまったせいで、最後の10集クリアにものすごく時間がかかってしまった。
 そのかわりにデクスターが進んだけどねw
 
 さてと、33,34集は唐僧が実の父母に出会う話。国王が妖怪に殺されて井戸の底に沈んでいるという烏鶏国の話と一体化してました。
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 けど、唐僧が国王夫妻に向かって「てぃえん~にぁん~」ってのは、ちっといただけない。今は使ってない言葉らしいが(中国人の知人いわく、知ってるあんたが変な日本人だそうな)、なんか甘ったれた感じに聞こえてしまう。まあ武侠電視劇見てる限りでは、別に子どもの言葉でもないらしいのは、知ってるけど、なんかなあ~
 
 35,36集は、朱紫国の話。病気の国王を助けるという以外に共通点はあんまりない。出てくる妖怪という妖怪が皇后をさらって、嫁にしようとするってのと、悟空たちが技比べをするっての、いったい何回出てきただろうねえ(苦笑)
 
 37集からが大結局に向けてのラストスパート。
 夫の通臂猿猴を悟空に殺され、復讐に燃える万妖女王~くどいようだが、元は「幸福な王子」の小鳥~が、東海竜王をたらしこんで、宝を奪い、その力で悟空を罠にかけ殺そうとする。
 それにあっさりひっかかって、竜王は殺され、役立たずの玉帝はあっさり悟空の仕業と決めつけて、悟空抹殺指令をだす。
 唐僧たちを巻き込んではならんと、自ら師弟の縁を切る悟空。その悟空を追うために、すぐそこまで来ていた大雷音寺を背に引き返す唐僧たち3人と泣かせる場面が続く。
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 まあ、結局は深く仏心を理解した悟空が女王を言い負かして、もとい仏に帰依させて、大団円。
大雷音寺にようやく到着した4人は、それぞれ仏だのなんだのにしてもらって、おしまい。
 
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 けど、白馬はどうしたんだ?全然姿がなくなってしまったが・・・後半、ずっと唐僧歩いてたし、なぜ?
 
 白紙の経本を持たされる話やら、天竺から帰る話、長安に戻った時の話はすっかりなくなってました。まあ、なくてもなんもかまわんですが・・・
 
 42集見てきて、ようやく陳浩民の孫悟空にも目が慣れたんですが、なんやかやと前作の張衛健の悟空が現れてくるんでそのたびごとに「ああ~やっぱりディッキ―の方がいいよなあ」と思わさせてくれる。陳浩民には、気の毒だよねえ。それでなくても、なんか泣きだしそうな顔してんのにねえ。
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 さてと~これで、ほとんどの中文版「西遊記」は見たぞ・・・後は、「呉承恩西遊記」とか「西遊記后伝」とかアニメだけど、まあいいや。
 日本版は見る気にならんし・・・いっそもう一回張衛健の「斉天大聖孫悟空」。これだけ続けて見て、あの電視劇のぶっ飛びぶりがなつかしくなってきたりしてw
 
 うう~「倚天屠龍記」も日本版出たし、中文版見てないのに「新版三国」も出るし、「大明帝国」は見たいし、林志頴の「単身公主相親記」だって見たいし、他にもいっぱいたまってきたぞ~~なのに、なんで前見たのに手を出すんだ自分~~と、なけなしの自制心を総動員中です。