9~12集
結局、今週もやってしまいます。
小龍女と楊過が玉女心経を修行するあたりから始まって、尹志平もとい甄志丙が小龍女を襲って、小龍女が誤解してどっかに行ってしまい、楊過は彼女を探して陸無双と出会って、耶律楚材のところに転がり込むまで。
というと、だいたい原作度通りに物語は流れたように見えるんですが、相変わらず枝葉末節のところでへんな膨らませ方をするんで、爆笑せざるを得ない・・・
そして、ヒロインは、小龍女の面影もない元気なギャル。
結婚しようと必死の洪凌波が李莫愁のところを逃げ出し、崖落ち自殺を装って、結婚式をやってたところを、当然李莫愁に見つかってぶち壊される話。誰がどうやるとこんな余計な話をくっつけるんだ?
今回、楊過と小龍女の話より、時間が長かったじゃないかと思うのが、重陽宮での趙志敬の悪行あれこれ。
だいたい最初から、楊過いじめというより甄志丙いじめなんですよ。
丘処機以外に全真七子がいないもので、彼が死んだら、掌門の地位はできのいい甄志丙に譲られるというのが既定路線。なんとかして自分が掌門になりたい趙志敬があれやこれやとせこい手を使って甄志丙に罠をしかけ、出来はいいけど頭が切れるとはとても思えない「郭靖」っぽい甄志丙が次々引っかかる。
古墓を出た楊過と小龍女は、ブランコなんかかわいく見えるほどのバカップルぶりを発揮。このあたりまで来ると何の遠慮もなく笑い転げる小籠包にあっけにとられ続け・・・山を下りるかどうかで痴話喧嘩までやってました。
それで、今回の山場、洗濯物を干してる小龍女を襲う甄志丙ですが、これも趙志敬に強力な媚薬を飲まされたせいという言い訳がついてます。
これだけ、ひどい目に合わされ続けている甄志丙なのに、あまりに「郭靖」キャラが行き過ぎて漫才のボケ役みたいになってしまってるんで、哀れを感じません。
問題の一夜が明けて、小龍女が顔を紅潮させて、妻と呼んでと楊過に迫るのなんて、まるでべたなエロ映画。見たくない・・・
小龍女が消えて、陸無双と賑やかにやってる楊過の方がよほどまっとうな神鵰侠侶に思えました。
しかし、全真七子が一人しかいないひずみがあっちこっちに出てきました。趙志敬の本音を探るために丘処機が死んだふりをしたり、悪事に手を染めていることが明々白々な趙志敬を切り捨てられなかったり・・・これからもまだまだ甄志丙いじめが続きそうで、うんざり。
ああ、今週も疲れた・・・