江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

盛唐幻夜 その3

31~42集

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 何とか視聴継続してるのは、話の舞台が長安から離れ、穆楽の故国娑羅国に移って探案もの変じたドロドロ恋愛ドラマから幻仙劇に切り替わったためでしょうか?
 
 葉遠安に毒薬を飲ませて、無理やり趙瀾之との結婚には漕ぎつけたものの、式を挙げただけで「お前のような人間は嫌いだ」と拒否され、表向きだけの夫婦だと宣言された明慧。
 そんな結婚うまくいくはずないと明慧を諭すこのドラマの武媚娘はやっぱり世話物っぽいです。
 
 趙瀾之と明慧の結婚を知って、荒れる遠安。天枢のいい加減な仕切りで穆楽と結婚してしまう。ありがち。
 
 しかし、その穆楽は娑羅国の貞貞から記憶を取り戻す薬をもらって、本来の自分を取り戻す。ただし、長安での記憶の方は失うんですよね~。こっちもありがち。
 
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 で、娑羅国の王子阿嬰として父王の病気を治すために九星天珠を取り返しに来たということを思い出し、早速これを奪還。故国に戻っていきます。
 
 九星天珠を奪われた唐では、遠安の馬奴が犯人と葉家一同と趙瀾之、その縁戚となった明慧の兄郁王家が罪に問われる。
 
 私の馬奴がやったことだから、私が取り戻しに行くと一人娑羅国に向かう遠安。
 
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 ここから、遠安と阿嬰王子の娑羅国での「冒険」が始まります。
 
 阿嬰王子と父の怒りに触れて仏塔に監禁されている兄の阿衡王子、彼らのいずれかが次期国王になるのですが、弟の方が有力というので、兄を支持する連中が阿嬰を陥れようと画策。
 
 その阿嬰王子が兄が解放した紅龍を退治し、その時に紅龍の血を浴びてしまう。これが彼の変身の理由ですね。
 
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 侍女として王宮に潜り込んだ林遠安だが、阿嬰が穆楽であった記憶を全くなくしていることを知る。自分を裏切った穆楽に怒り心頭の遠安だけど、善良な阿嬰に何度も助けられ、だんだんとまたいい感じになってきています。
 
 長安での主人と馬奴という関係が、ここでは王子と侍女と逆転するというのがこのドラマのポイントなんでしょうね。
 
 まあ、この娑羅国というのはみんなが超能力を持っている国という設定で、龍だの樹精だの出てくるし、遠安を追っかけてやってきた天枢の力で過去に戻ってるし、話は一気に幻仙劇雰囲気。
 
 趙瀾之に冷淡にされる明慧はやっと自分が間違っていたと武媚娘に認めましたが、それでもなお趙瀾之と別れる決意がつかない。
 
 この後、結局この二人がCPになるんでしょうかねえ。でないと遠安と阿嬰のCPが成立しないわけで、気の毒な趙瀾之・・・
 
 しかし、この展開。男女が入れ替わってるだけで、三生三世十里桃花とかと一緒なんですよね。望まない結婚の押し付け、記憶をなくす恋人・・・斬新なストーリ展開切望です。