江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

大漢情縁之雲中歌 その2

17~34集

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 結局、20集かかって、再会。そうしたら、崖落ちしたの、記憶なくしたの何なのと、とにかく引っ張りまくる。

 ようやくお付き合い再開したら、今度は思いっきりいちゃいちゃしてるだけで、関係は進まない。やっと正式とは言わないまでも、夫婦関係になるのが32集という超スローペース。

 じゃあ、雲歌以外の女は眼中にない皇帝から妹扱いの皇后とネバネバ三角関係の始まりかと思うと、年若い皇后は思いがけない人格者で「皇帝哥哥哥の好きな人ならお友だちになっちゃう~」とかいいだし、心中は揺れるものの表面的にはなかよし関係。

 劉病已は皇帝の配慮で身分を回復し、将来の皇帝候補までになる。でも、彼は平君一筋で、今のところ波風は立ってない。

 一瞬だけ皇帝になる昌邑王は紅衣以外は眼中になく、孟珏は皇帝と同棲始めた雲歌をあきらめてはいないが、とりあえず雲歌の幸せのためには皇帝の命を助けようと奔走。

 と、登場人物一同がラブラブカップルになっている中、ドラマ中ただ一人うまくいかないのが霍光の娘成君。孟珏に利用されて捨てられたのがきっかけで、一気にブラック化。劉弗陵の後宮に入ろうとしてたびたび失敗、昌邑王を皇帝にして皇后になろうとしたけどこれもこけたところ。謀をすればするほど、泥沼にはまってます。
 彼女ひとりが、権力を手にするためにジタバタやったり、あっちにもこっちにも嫉妬の炎を燃やしていていますが、あまりのこけっぷりにもはや敵役というよりギャグキャラに近くなってます。

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 今日の放送分で皇帝劉弗陵が死んで、これから一気に話は劉病已が即位するとか霍光を追い落とすとか権力争いの話になってくんでしょうが、その一方で一人残された雲歌とチャンス再来の孟珏がどうなるのか、成君が次に目を付ける劉病已と許平君の夫婦愛は維持されるのかという話が予想されますが、于正ものにしては、トンデモ展開もイマイチで薄味な気がします。

 ところで・・・
 何回目かの琅琊榜リピートを別にすると、これと山海経之赤影伝説と武神趙子龍を並行してみてるわけですが、三本とも見事に主人公カップルは早い時期から思い思われのラブラブリア充。一筋に彼・彼女だけを愛している。周囲に彼や彼女を愛してる者はいても、そんなに愛し合ってるなら仕方ないと一歩引いてたり、思う相手からはかけらも相手にしてもらえなかったりで、どっちも好きなんだけど困ったな~という張無忌状態にはならない。たまに、いつまでも主人公を好きだとか言って粘ってるのがいると、反派。

 これって、不倫物はだめとかなんとかいう例の規制の影響なんでしょうかねえ。たまたまそろっただけ?
 まあそのせいで、そんな不倫物ネバネバとか見たくない人間にはあっさり見やすくなってはいますが、そればっかりになってもドラマ作りが単調になってしまわないんでしょうかねえ。