江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

琅琊榜 その18

小説の170~174章(大結局)

 前回の続き。だらだら長文、ご容赦。
 
 東宮から帰った梅長蘇を待ち構えてた藺晨。夏江を捉えたのかと長蘇に一度で気づかれて、むくれています。せっかく自慢したかったのにw
 夏江は尼寺に隠れていたところを発見され、藺晨に捕らえられていますが、直接姿を現す場面はありません。
 
 宮羽の告白がここに来ています。
 
 表面的には穏やかな都の秋が来て、いよいよ梁帝の誕生日を祝う寿誕の日。この間、裏では太子蕭景琰と彼の信頼する臣下たちが着々と準備を進めてきたわけです。
 
 で、8月30日。寿誕の朝。
 
 太子夫妻が朝早くから皇帝のもとに行くところから、儀式の始まり、そして莅陽長公主の告発というところは霓凰郡主を抜いただけで、そのまま。
 
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 ただ、その場の皇族や臣下たちに「臣附議~」と迫られた皇帝は、その場で重審を約束。それでも、主審官を選ぶのは後日にしようと先延ばしを図りますが、それもかないません。すでに、朝廷の実権と臣下たちの信頼は太子に移り、13年前のように無理を通す力はなくなっていることを思い知る。
 
 ドラマのように、梅長蘇が殿中で迫る場面とか、皇帝が「蘇先生」を呼び出して、二人で談判する場面はないです。
 
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 この日以後、13年前に何があったのか、徹底調査が行われ、衛崢、聶鋒、聶鐸の三人は証人になり、身分も回復される。
 
 何かと手を出そうとする梅長蘇だけど、藺晨と景琰がそれぞれの立場から許さない。
 
 10月4日 紀王たち主審官が調査の結果を報告。林家、赤焔軍、祁王の名誉が回復される。夏江と謝玉たちは大逆罪を犯したと凌遅之刑が決まる
 
 10月20日 皇帝と太子が、祭奠を行う。
 
 この場で、涙を流し誤りを認めることで失地回復を狙うが、父子で抱き合う感動的な場面を演出しようとしても景琰は相手にしない。
 
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 林氏の宗堂が再建され、景琰は秘密裏に林殊として正式に祭祀を執り行えるよう手はずする。この日以外、そこにある「林殊之位」という位牌が、景琰の心を痛める。「林殊」復活がないのは、皇帝とは関係なく、彼自身の決意です。
 
 これで、すべて終わったと、長蘇に残された時間を少しでも伸ばし、楽しい時を過ごさせたい藺晨が旅行計画を立てるのはここです。この日の蘇宅はほんとに楽しそうです。
 
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 だけど、そこに周辺の国が攻めてきたという知らせが来ました。
 
 兵はいるが将がいない。13年前の事件以来、軍は弱体化、武官には実戦経験もなく、役に立たない。冤罪を晴らした赤焔軍の生き残り、聶鋒たちは貴重な人材だが、それだけでは、一斉に攻めてきた敵に対応できない。
 
 なにしろ、この13年というもの、対外戦の指揮は靖王がとっていたんで、他に大将の器がいない。自分が出陣すると言い出す景琰だけど、それは困ると沈追たちが引き止める。ドラマで見る以上に梁王の状態が悪いことと、皇帝に兵站は任せられない、とにかく太子がいなくなるとヤバいという信頼のなさ。梁帝の体調と評価、ものすごく悪いです。この時点での皇帝の心配は景琰と林殊に殺されるという不安。でも、もう床から起きることもままならない。
 
 とにかく太子出陣はだめ、じゃどうするんだとやっているところに、梅長蘇がいつの間にかいる・・・
 
 ここでの二人の話はそんなにかわりません。主帥として全軍を率いるカリスマがあるのは蒙摯だけだ。でも、蒙摯は兵士を率いることはできても大局を見て戦略を立てることができない。だから、自分が軍師としてついていく・・・
 
 景琰を説き伏せると、次は藺晨。藺晨との場面もだいたい同じ。一緒に旅をしよう、お前に任せると言った言葉を長蘇はほごにしたが、最後までそばにいるという約束を自分は守る・・・
 
 そして、戦場へと出ていく梅長蘇
 
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 この年の冬には戦争は終わり、長林軍編制。戦いに行った蕭景睿と言豫津も戻ってきました。ただ、梅長蘇についていっている藺晨、そのはずの飛流については、戦後には触れられていない。宮羽はおそらく霓凰との婚約解消について書かれた手紙を持って、景琰を訪ねています。黎綱たちもどうしたのか・・・
        
 戦没者の名前を兵士から順に書き出している景琰、最後の一人となったときに筆を落とし、号泣する・・・
 
 翌年の夏 聶鐸と霓凰郡主の結婚が認められる。雲南を一人前になった穆青に任せ、二人は東海の守りにつく。
 
 秋に太子妃が男の子を生む。梁帝が死に、一か月後に景琰が即位。
 ラストは、ドラマ同様に風はいつも吹いているんですという高湛の言葉で終わりました。
 
 ドラマでの展開とほぼ同じところ、細かいところをすっ飛ばして、あらましだけ拾ったつもりですが、間違いしているはずなので、ご指摘ください。
 
 これで、一応ネット版の小説を自分なりに読み終えたんですが、書籍になったものはまた違うそうなので、もう一度読んでみたいとは思っています。
 私が言うことではないのですが、ドラマ見てれば、なんとなく読めるんじゃないかと・・・
 ネット版に興味がおありでしたら、例えばここで見られます。
 
 お付き合いありがとうございました!
 
 でも、今回分、ストーリ展開中心で、言いたいことはまだある<しつこい
  まだ、語るぞ~多分 <しつこい